ファーストソーラー、アラバマ州に米国4番目の製造施設建設
ファーストソーラー(First Solar, Inc.)は、北アラバマ州ローレンス郡を米国で4 番目の太陽電池モジュール製造施設の拠点として選択した。この新工場は、2025年までにファーストソーラーの米国での製造フットプリントを10GW以上に拡大するための以前に発表された投資の一部で、州内で700を超える新しい直接雇用を生み出すことが期待されている。 ローレンス郡のマラードフォックス工業団地に計画されている工場は、約11億ドルを投じて、2025 年までに委託される予定で、年間3.5GWの生産能力が計画されている。新しい完全に垂直統合された施設は、2023年前半に稼動予定の工場を含むオハイオ州の3つの工場に加わり、ファーストソーラーの拡大された国内製造フットプリントの一部を形成する。 新生産拠点は、米国経済を脱炭素化し、信頼性が高く競争力のある再生可能エネルギー技術の自給自足を達成するための取り組みをサポートするために、米国の製造拠点を拡大するという同社の戦略的推進を促進するものと期待されている。 カリフォルニア州とオハイオ州の研究開発(R&D)センターで設計および開発されたファーストソーラーの高度な薄膜太陽電池モジュールは、品質、耐久性、信頼性、設計、および環境性能で業界のベンチマークを設定している。 ファーストソーラーは、米国に本社を置く唯一の大手太陽電池モジュールメーカーで、中国で製造していないという点で、世界の10大ソーラーメーカーの中でユニーク。同社の最新の投資により、米国の製造業に対する同社の投資総額は40億ドルを超えると予想される。 新しいアラバマ施設に加え、同社は以前、オハイオ州北西部の製造拠点のアップグレードと拡大に1億 8,500 万ドルを投資すると発表した。これは現在、西半球でこの種の垂直統合複合施設としては最大で0.9 GW。本年10月に、同社はオハイオ州ペリズバーグにある専用のR&Dイノベーションセンターに約2億7,000 万ドルを投資する計画も発表した。新しい施設は、米国で最初の規模と考えられており、高度な薄膜太陽電池の開発と生産における米国のリーダーシップを加速させることが期待されている。ファーストソーラー(First Solar, Inc.)の関連記事