5697761 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2004年08月24日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、最初にアテネ五輪。
今日はこれを取り上げよう。


『レスリング女子72キロ級準決勝。ぼうぜんとマットに立ち尽くす浜口京子(26)に向かって、父親の元プロレスラー、アニマル浜口(本名・浜口平吾)さん(56)は観客席の最前列から身を乗り出して、「京子、お前は負けてないぞ」と叫び続けた。

(中略) 

頂点の座を逃した準決勝。場内掲示板のミスで一時、相手の得点が浜口側に加えられて表示されたこともあり、浜口はなかなか敗戦に納得できない様子だった。試合終了後、審判が握手をすすめても、浜口はそれに気づかず、客席の父親に助けを求めた。
「判定疑惑だ」「抗議しろ」。父親は手を振り上げて絶叫し、武装した警備員ら数人に取り囲まれた。母親の初枝さんは「もういい、お父さん、静かにして。五輪で負けても、うちの家族は幸せなんだから」と夫を大声でなだめた。
 それほど親子で、今回の五輪に賭けていた。レスリングを始めたのは13歳のとき。「将来、何になりたいんだ」という父の言葉がきっかけだった。その父の厳しい指導を受けながら、浜口は力をつけた。開会式では日本選手団の旗手を務める注目選手でもあった。
 観客席には、必勝はちまきで太鼓を鳴らし、千羽鶴を振り回しながら応援する浜口の地元、東京・浅草からの応援団が約30人。桃太郎などの奇抜な衣装で海外メディアの注目を集めたが、準決勝で浜口が敗れると、外国人記者たちは応援席の怒号に恐れをなすように立ち去った。』(朝日新聞)


うん。浜口京子選手、残念でしたね。
電光掲示板が間違ってなければ、
別の攻め方をしたかもしれないしね。

それにしても、元プロレスファンの私としては、
こんなところでアニマル浜口さんの顔を目にするのは
うれしいような、恥ずかしいような。。。

正直あらら、やっちゃったよーって感じだね。
アニマルさん、これはプロレスの場外乱闘じゃないんだから。(苦笑)
世界一を決める五輪会場なんですからね。

それに、日本だったらね、
ああアニマルさんやってるなあですむけど、
アテネで誰もアニマルさんなんて知らないんだから。
ほんとに怪獣が暴れ出したみたいに思われたんじゃないかな。

もう少し落ち着かないと。。。
いいお父さんなんだから。(苦笑)

でもね。。。

このアニマルさんの行動、
賛否両論あると思うのだけど、

娘のために絶叫しながら
場内に殴りこもうとするなど、
そこまで真剣になれるって、
最近なかなかないじゃないですか。

浜口選手とのこれまでの二人三脚も、
親子でそこまで真剣に物事に取り組むって
最近なかなかない話じゃないですか。

語弊があるかもしれないけど、
「外国人記者が恐れをなして立ち去った」
ってのも、日本人の男って、
弱くて大人しいイメージがあるから、
たまにはこういうのもいいんじゃないかと思う。

まあ、ちょっと脱線しすぎだけど、
私には、微笑ましく思えました。

浜口京子選手、銅メダルおめでとうございます。

------------------------------------------------------------------------

さて、本題は「かみぽこ政治学」です。
今日は、

「扇千景にみる政治家の条件」。

また、とんでもない人を取り上げると
思われるかもしれないが、
私は真剣です。(笑)

扇千景という人を、
単なる女優出身のタレント議員と見るなかれ。
この人を観察すれば、
非常によく政治を勉強できると、
私は断言する。

私がこの人に最初に注目したのは、
自由党が連立政権を離脱して、
保守党が分裂して、
扇さんが保守党の党首になった時。

小渕首相が倒れたときですね。
私が英国に旅立つ直前の2000年春頃のこと。

扇さんはサンデープロジェクトに出演していた。
田原総一朗さんが突っ込む。

「扇さん。その、僕は頭が悪いからよくわからないんだけど、
どうして党名が『保守党』なんですか?

いったい何を保守するんですか?」

それに対する扇さんの答えがなかなか振るっていた。

「いやね、田原さん。

『保守党』っていうのは
英語で「ニュー・コンサバティブ・パーティー」
って言いますのよ。

私たちは『新・保守』ですの。
『新・保守』っていうのは
一番改革的ですのよ。

ほほほほほー。」

新・保守が改革的って、
文字にすると言っている事は
むちゃくちゃな気がするのだが、
なんだか意味不明に堂々とした扇さんの態度に

この人、おもしろいかもしれないな。。。

と妙に感心したのを覚えている。

その後、森内閣で扇さんは建設大臣になり、
初代・国土交通大臣になるのだが、
率直で堂々とした答弁、
大臣就任時の調子はずれなロングドレスなど
ド派手なイメージで、
意外に人気が上昇していく。

そして、2001年4月の小泉内閣誕生でも、
国土交通大臣に留任。

この頃までの扇さんについては、
私はなにより答弁の巧みさに感心していた。

扇さんは元々建設行政に関してはド素人である。
彼女の建設大臣起用は、
建設族から最も程遠いところにいて、
自民党でもなく、女性であるという
本来大臣に問われる資質と逆の理由での起用だったと思う。

ところが、意外に扇さんはうまくやっているように見えた。

その理由は、おそらく彼女が女優だったことだろう。
要するに、この時期の扇さんは、
まず大臣としての役作りをやって、
官僚の作ったメモをせりふとして完璧に暗記して、
国会で堂々と演じていたということだ。

こうなると、なんせプロの女優だから強い。
他の大臣が下手に官僚メモを棒読みするより
はるかに上手に演じるわけだから、
そりゃ見栄えがする。

人気も出たわけである。

ただ、この時期の扇さんには、
ほとんど官僚のメモを逸脱した大臣としての発言は
なかった。

これでは、
ただの官僚にコントロールされた政治家
というだけで終わるのだが、
扇さんはこれで終わらなかった。

小泉内閣誕生の頃から扇さんは徐々に変化していく。

小泉内閣で国土交通大臣に留任すると、
扇さんは小泉人気に乗るように、
自らのスタンスを変えた。

「道路公団民営化の案は、
どこよりも国土交通省が先に出すのよ!」

と、官僚を怒鳴りつけるようになったのだ。
新聞なんかの記事を見た分しかわからないけど、
この時期、扇さんの恫喝で役人が動く、
という場面が目に付くようになった。

更に、野田、二階の保守党幹部が
扇さんに保守党党首交代を求めるという場面があった。

ところが、大臣室を訪ねた二人のベテラン政治家を
扇さんが

「おだまりなさい!」

と一喝すると、
なんと二人はすごすごと引き下がってしまったのだ。

この扇さんのこわもてというかド迫力はなんなのだ、
と私は考えた。

それは、扇さんのバックグラウンドを考えれば
容易にわかった。

彼女は宝塚出身の女優であり、
人間国宝の歌舞伎役者を夫にもち、
政治家である。

つまり、彼女は
「芸能界」と「歌舞伎の梨園」と「政界」という
およそ海千山千、有象無象、魑魅魍魎、百鬼夜行で
わけがわかんない世界を
なんと3つも又にかけて生きてきたのである。

1つだって、普通の人間にはとてもやっていけるものではないのに。。。


こんな扇さんからすれば、
東大卒のエリート官僚や、
お坊ちゃまの二世議員を
どやしつけるなど、
赤子の手をひねるがごとく、
至極簡単なことであったのだろう。

そして、扇さんは
昨年9月の内閣改造まで
国土交通大臣でいるのだが、
次第に彼女の答弁が変わってきた。

最後の頃は、全くメモをみないで答弁していたのである。

大臣在任期間が長くなったので
もうほとんど、国土交通省の抱える案件の内容が
頭に入っている状態になったのである。

まあ、これは何も扇さんに限ったことではない。
坂口さんも、石原さんも、石破さんも。。。
ほとんど答弁の時、何もみていない。

みんな大臣在任期間が長いからだ。

しかも、野党の政治家よりよく知っているので、
へたな質問だとほとんど相手にならない。

よく小泉内閣の答弁がだめだという人がいるが、
それは間違っていると断言する。

実は、小泉内閣の答弁ほど
内容が充実しているものは
過去の内閣にはないのである。

小泉内閣の国会答弁が
おもしろくないと言う人は
1回でも国会中継を観るか、
国会の議事録に目を通して
物を言っているのだろうか?

イメージだけで物を言ってはいけない。

私が言っていることがうそだと思うなら、
国会の議事録を1回よく読んでみるといい。

まあ、話が脱線してしまったが、
要は、扇千景という政治家は、

1.自分をよく見せるパフォーマンス(なんせ女優ですからね)
2.人間的ド迫力(こわーい世界に生きてきましたからね)
3.政策理解度が高い(大臣在任期間が長かったですからね)

という、政治家に必要な条件の多くを備えていると言える。

そして、扇さんが保守党党首として
表舞台に出てきてからの経緯を見てみると、
3よりも、1,2の要素がまず大事ということがわかる。

扇さんが1,2の要素を備えていたからこそ、
保守党党首、国土交通大臣として、
難しい時期に長い間サバイバルできたのだろう。

3については、サバイバルするうちに
後からついてきたということだ。

政治家には、
政策をよく理解した人がなるよりも、
人を率いたり、まとめたりする力のある
人間的な魅力がある人がなったほうがいいのだろう。

そして、できれば大臣になる前の若いうちに
政策も一生懸命勉強してもらったら、
大臣になるときにはパーフェクトなんだと思う。

賢くだけで、人間的魅力のない人は
政治家になっても結局何もできないからね。

扇千景さんが参院議長になった。
とかく不要と言われ続ける参議院を、
扇さんのド迫力とド派手さで、
明るく楽しく激しく議論が行われる場所に
変えてほしいものだと思う。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年08月24日 22時12分33秒



© Rakuten Group, Inc.