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2007年06月13日
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さて、「かみぽこ政治学」です。
前回は、古賀誠さんという

「安倍政権から距離を置いている人」

について書いたのだけれども、
安倍政権そのものを書くよりも
こっちのほうが
好評みたいなので(苦笑)
今回も引き続き
安倍政権の外側にいる人に
焦点を当てたいと思う。

ただし、この方は
安倍政権の外にいるけど
無関心というわけにはいかない。(苦笑)

青木幹雄さん。

青木さんについては
以前こんなエントリーを書いたね。
(2005年7月11日
青木幹雄の合理的行動とは。

つーか、今日は思い切り
この「続編」なんだけどね。。。(苦笑)

うひょひょ。。。

ここで書いたことは、
青木さんが竹下元首相秘書として
キャリアをスタートさせて、
その竹下さんのお膝元・島根県での
5期19年におよぶ県会議員を経て
竹下さんから参院を仕切ることを命じられて
参院議員となったという
他の政治家とは
ちょっと違った
経歴を歩んできた事が
彼の政治家としての行動に
強い影響を与えているようだと
いうことだね。

そして、青木さんの行動には
常に3つの判断基準があるということ。
それは

(1)参院選での自民党の勝利。
(2)参院自民党の結束。
(3)その前提として自民党が政権与党であること。

ということなのだけれども、
逆に言えば、青木さんほど

「政治家としての
思想信条や政策志向」

に基づいて行動しない政治家は
ちょっと珍しい。(苦笑)

「経世会(竹下派)的な政策志向」

じゃないかと言う人が
いるかもしれない。

でも、青木さんの
小泉構造改革、
特に郵政民営化への対応は
彼の「政策志向」では
まったく説明ができないんじゃ
ないだろうか。

「すべては参議院のためである」

そして、政策への対応は
参院に有利かどうかで決める。

このように考えたほうが
青木さんの行動は
はるかにわかりやすいわけだ。

参院選がいよいよ
目前に迫ってきたこと、
通常国会も終盤戦に入り
会期末が迫る中
重要法案が参院に送られた事で
「参院のドン」青木さんにも
注目が集まってきたということで、

「青木幹雄の合理的行動」

について、このエントリーでは
もう一度検証してみたいと思う。

実は、前回書いた
「青木さんの3つの判断基準」を
少し修正して、
より皆さんに青木さんの行動が
わかりやすくなるようにと
思っているのだけれどもね。

それでは最初に、
青木さんの政治家としての経歴を
もう一度振り返るところから
始めてみたいと思います。

1986年7月 第14回参議院議員通常選挙当選(初当選、島根選挙区)

1989年7月 第15回参議院議員通常選挙
リクルート事件と消費税導入、
あと、うーやんの「3本指」の影響で(なんかなつかしい。。。=苦笑)
自民党が結党以来、初めて
参議院で過半数を失った。

以来、現在まで自民党は
過半数を回復できていない。

1992年7月 第16回参議院議員通常選挙当選(2回目当選、島根選挙区)

1993年8月 自民党が下野し、
細川連立内閣成立。

1994年6月 自社さ連立の村山内閣成立。

1996年1月 自社さ連立の橋本内閣成立。

1998年7月 第18回参議院議員通常選挙当選(3回目当選、島根選挙区)
消費税率引き上げ等による
景気悪化によって自民党大敗。
橋本内閣総辞職。

小渕内閣成立。
自民党参院幹事長に就任。

1999年10月 第二次小渕内閣で
内閣官房長官兼沖縄開発庁長官就任。

2000年4月 小渕首相入院により臨時首相代理に就任。
小渕内閣総辞職後、第一次森内閣成立。
内閣官房長官兼沖縄開発庁長官就任。

2000年7月 自民党参院幹事長に就任。

2004年7月 第20回参議院議員通常選挙当選(4回目当選、島根選挙区)
小泉首相の「人生いろいろ」発言など年金問題で自民党敗北。
自民党参院議員会長に就任。

うん。。。

なにか、気になりませんか?(笑)

そう、青木さんって、
参院議員に初当選した時を除けば
すべて、

「自民党が参院選挙で負けた後に出世している」

んだよね。(苦笑)

特に、青木さんが急速に政治力をつけて
政界の表舞台に出てきたのは
橋本内閣総辞職後であることは
注目に値するね。

まあ、小渕さん、森さんの
早大雄弁会の先輩だから
ということは
あったかもしれないけどね。

ただ、表舞台に出てきたきっかけは
仮にそうだったとしても、
その後も、森内閣の不人気や
小泉内閣での参院選敗北の度に
出世しているのは
どういうことなんだろうか。

特に、「人生いろいろ」で
小泉内閣が参院選敗北した後、
参院議員会長となってからは、
郵政民営化法案への
参議院の対応が政局の焦点となり
青木さんの小泉さんに対する
影響力が注目されたわけでね。
(2005年7月11日
青木幹雄の合理的行動とは。

よく考えたら、おかしなことだわね。(苦笑)

参院幹事長として
選挙に負けた後に
参院議員会長になって、
政局への影響力を発揮したって、
どういうこと?(苦笑)

普通は、選挙に負けたら
役職から退いて
政局への影響力を
失うものでしょ。

これは、青木さんと同じように
「参院のドン」と呼ばれた、

重宗雄三元参院議長

と、非常に対照的なんだよね。

重宗さんは、元々
貴族院議員に勅選された
実業家出身であって、
岸信介・佐藤栄作兄弟に請われて
参議院議員になったということで
最初から「超大物」だった。
(このへんの、政治家としての氏素性が
青木さんとは正反対である。)

そして、池田・佐藤内閣という
自民党一党支配の全盛期で
参議院も安定多数を保っていた時期に
3期9年間、参院議長を務め、
参院に

「重宗王国」

を築き上げた。

池田・佐藤など子供扱いだったし、
自民党の当時の有力な若手を

「三角大福」

と、最初に呼んだのも
重宗さんだったらしい。

つまり、重宗さんという人は
政治家になる前から
総理大臣を子供扱いするほどの
「超大物」であり、
また、圧倒的な参議院の
数の力も持っていた。

これは、同じ「参院のドン」でも
青木さんとは全く対照的だよね。

政治家としての
そもそもの氏素性は別としても
青木さんの場合は、どうも

「参議院の弱さ、特に数の力のなさ」

を、自らの政治力の
源泉にしているような
感じなんだよね。

小泉さんの時代から、
青木さんがゆらゆら~っと(苦笑)
官邸を訪ねた時の事を
振り返ってみるといい。

総理と青木さんで
どんな話があったのかとか
洩れてくる話は

「このままでは次の参院選負けますよ~」
「公明党の協力を得られないと
法案は参院を通りませんよ~」

青木さんがこんなようなことを
話したということばかりだったような
気がしませんか?(苦笑)

これはつまり、

「参院選で与党の過半数割れ
→法案が何1つ参院を通過しない
→政権は死に体になる」

という、ある種の恐怖を煽ることで
参院と自らへの求心力を
高めようとしているような
感じに見える。

あえて言えば、青木さんは
参院選で自民党が
単独過半数獲得という
勝利を収めると
都合が悪いんじゃないだろうか。

なぜなら、参院選で
自民党が明確に勝ってしまうと

「安倍内閣の政策は信認を得た」

ということになって、
(少なくとも、安倍首相は
そういう解釈をするだろうね)
参院に送られる法案に関して、
青木さんが口を挟むことは
許されなくなるだろうからね。

青木さんが何を言おうと、

「これが民意です。参院は速やかに
法案を通して下さい」

と、安倍首相は突っぱねるだろうね。

これは、小泉さんが
郵政解散総選挙で大勝した後に、
青木さんの存在感が
きれいさっぱりと
消えてしまった事を
思い出してみると
わかりやすい話だと思う。(苦笑)

まあ逆に、自民党が
参院選で大敗した場合も、
安倍政権が死に体になってしまったら
青木さんの影響力もなにも
なくなってしまうだろうね。

だから、青木さんにとっては

「公明党と連立を組んで参院の過半数維持」

くらいが、
自身の影響力を保つには
程よい感じだということに
なるのである。

今、公務員改革法案の参院での審議が始まって、
通常国会の会期末までに成立させられるかどうか
ギリギリの攻防が続いているけど、
もし、会期延長を
真剣に検討しないといけないような
局面になった時、
青木さんが首相官邸にゆらゆら~っと現れて(苦笑)

「会期延長などしたら、
参院選は戦えませんよ~」

と言ってきたら、
安倍首相はどう対応するのだろうね。(苦笑)

政治というものは
「勝ち・負け」や「白黒」が
はっきりする場面って
実はすごく少なくて、
ほとんどがグレーだったりする。(苦笑)

自民党の人が、単純に
参院選での自民党の勝利を
願っているとは限らない。

なんだかなあって感じはするけど
僕は、これが政治の
おもしろさであり
奥深さであると
思っているのだけどね。

それでは、またね。

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最終更新日  2007年06月13日 06時13分17秒



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