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2008年08月06日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、久しぶりですが
「かみぽこ政治学」です。

今日はもちろん、
福田首相が行った内閣改造と
自民党執行部人事を取り上げたい。

私は、「改造前の」
福田内閣と党執行部については、
実は、なかなかいい人材配置だったと
思ってるんだよね。

それは、「かみぽこ政治学」で
すでに何度か書いている。

この人事の原型は
昨年8月の
安倍晋三前首相による
内閣改造・党役員人事だが
その時に私は

「安倍さんは体にダイナマイトを巻き付けて
派閥の親分たちを人質に取ったような人事」
(2007年8月28日
安倍人事を考える(6):そして、体にダイナマイトを巻きつけて親分たちを人質に。

と評した。(苦笑)

また、近頃の福田内閣の状況について
こんな風に書いた。
(2007年8月28日
小泉純一郎はなにをしているのか。(後編

『福田首相は官邸に
親分たちを閉じ込めたまま
官邸の周りに地雷を敷き詰めて
自分は外国に遊びに行っちゃったって
感じかな。(苦笑)

そして、親分を人質に取られた子分たちも
反対勢力の人たちも
誰も官邸に手を出せないって感じだ。』

「改造前の」福田内閣・執行部の特徴は

古賀誠選挙対策委員長・谷垣禎一政調会長(古賀派)、
伊吹文明幹事長(伊吹派)、二階俊博総務会長(二階派)、
額賀福志郎財務相・鳩山邦夫法相(津島派)、
町村信孝官房長官(町村派)、高村正彦外相(高村派)
そして、甘利明経産相(山崎派)と、

麻生太郎さん(麻生派)の除く以外の
派閥の領袖・次期リーダー格が
政府・与党の役職に
就いていたことだ。

この人事の結果は
どうだったかというと、
上に書いたように
福田首相に対する
奇妙な(?)求心力を
高めていたといえるわけだ。

それは、なぜかというと
もし福田内閣が倒れたら、
役職に就いている
派閥の領袖・次期リーダーたちは
政治的責任を負うことになる。

だから、彼らの子分である
派閥所属の議員たちは
なんとか親分が
傷つかないようにするために、
福田首相を支えざるを得なかった。

これまで、福田内閣の支持率が
どんなに下落しようと
不思議なほど
福田さんの足を引っ張ったり
いわゆる

「福田降ろし」

が起きなかったのは、
意外なほど、この

「親分たちが人質人事」

が、機能した結果だったと思う。

ちなみになんだけど、
この「福田(安倍)人事」の特徴を
もっとクリアにするために
少し脱線して、

自民党伝統の「派閥均衡人事」
あるいは「派閥順送り人事」

との違いを
説明してみたい。

よく、「福田(安倍)人事」のことを
「派閥均衡(順送り)」と批判する人がいるが
あまりにも的外れである。

「派閥均衡(順送り)」とは、
派閥の親分が自ら入閣するのではなく、
親分が子分の中から
入閣候補者を選んでリストを作り
首相に提出し、
首相はそのリストをもとに、
議席数を基準に
各派閥に与える枠に
候補者を当てはめて
人事を行うことである。

この場合、子分にとっては
入閣するためには
まず、親分から推薦リストに
載せてもらうことが重要になる。

その結果、子分たちは
首相よりも
派閥の親分の顔色を
より気にするようになる。

つまり、政治的な求心力が
首相よりも派閥に向くことになり、
首相の指導力が低下する。

これが「派閥均衡人事」であり、
派閥の親分たちを入閣させ
首相への強烈な求心力を生んだ
「福田(安倍)人事」とは
まったく異なるものである。

そして、これまで
福田内閣の支持率が
どんなに下落しようと、
不思議なほど
誰も「福田降ろし」に動かない
現在の自民党内の状況は、
この人材配置で説明できたと
私は考えている。

確かに、「衆参ねじれ国会」という
困難な状況下で、
この人事が政権を浮揚させるまで
機能したとは言い難いが、
それでも政権を
ここまで維持させるだけの
効果はあったと思うのだ。

従って、今回の内閣改造・党執行部人事を評価するには、

「福田内閣はこれまで通りの求心力を維持できるのか?」

がポイントになる。

これまで抑えられていた各派閥が
バラバラに動き出して、
果ては「福田降ろし」が
始まるようだとすれば、
今回の人事は
失敗だということになる。

結論から言えば、その点で
「福田人事」に大きな問題はない。

高村外相、町村官房長官、古賀選対委員長は留任、
伊吹さんは財務相に、谷垣さんは国交相に横滑りだ。
津島派は額賀・鳩山氏が閣外に去ったが、
額賀さんはスキャンダルが多く、
鳩山さんは民主党からの出戻りで、
反主流に転じるだけの
強力なリーダー足り得ない。

甘利さんが閣外に去った山崎派は、
山崎拓さんが執念を燃やす
憲法改正で汗をかいた
保岡興治さん(元党憲法調査会長)が
法相として入閣。

これは明らかに
山崎さんの意向に沿った人事で、
反主流となる理由はない。

その上、今回の「福田人事」では、

「唯一の反主流派」

であった麻生太郎氏を
幹事長に起用することに成功した。

これで福田内閣は
「総主流派体制」を
自民党内に築いたと言える。

これが支持率回復に
つながるかどうかは別にして、
少なくとも「福田降ろし」が
大きな流れとなることはない。

それでは(2)へ。





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最終更新日  2008年08月06日 12時53分03秒



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