アキアカネ 庭先で毎日姿見る季節に、ヒガンバナ地で....。
日本特産種
大陸部では極東アジアからヨーロッパにかけて広く分布する近縁種である。アキアカネ
は、秋の後半に北西の季節風が吹き出す頃に、日本列島に吹き寄せられたものが各地で記
録されるが、繁殖はしていないようで幼虫の発見例はない。通称、赤トンボである。
同様に人里でよく知られた赤とんぼにはナツアカネがある。アキアカネは夏に一旦低地
から姿を消し、秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、ナツアカネは生活史を通じ
て低地から姿を消さない。
そのために夏にも低地で見られる方にナツアカネの和名が与えられたのであり、活動時
期自体は両種にほとんど差はない。
< 日本百科事典 平凡社参 >