テーマ:今日の出来事(288527)
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「あと30秒で揺れが来ます 落ち着いて安全を確保してください・・・」 今日、4月11日 午後5時15分頃 職場の地震検知警報システムが、突然そう告げた。 えっ・・・? デスクの皆が顔を見合わせた直後、 それぞれの携帯電話が一斉に鳴り出した。 「-緊急地震速報-」 その場に居合わせた誰しもの顔に不安の色が走る。 「また・・・?」「ホント?」「もう勘弁してよ。疲れたよ・・・」 口々に呟きながらヘルメットを被り机の下に隠れる同僚たち。 あの日以来、皆ヘルメットは足元に置いている。 胸を押さえている人がいた。 私自身も激しい動悸を感じてドキドキがなかなか収まらなかった。 ユラユラとゆっくりした大きな揺れが収まった後、誰かがテレビを点けた。 どうやら仙台は震度4だったらしい。 福島県浜通り、茨城県などで震度6弱・・・私の実家付近が危ない!? 心配ですぐに電話を掛けてみたけど繋がらない。 15分くらい掛け続けてようやく繋がった。 電話に出た母が 「大丈夫だけど・・・食器やいろんなものが棚から落ちて壊れたよ・・・」 震える声でそう言った。 防災無線がずっとしゃべり続けているらしい。 「・・・とにかく、こっちは大丈夫だから。・・・あ!また揺れが来た。切るねっ」 そうして電話が切れた。 実家には年老いた父と母が二人きりで生活している。 もし大きな家具が倒れてしまったとしても それを起こしてくれる若い力が無い。 どんなに心細い思いをしているだろうと思いを馳せた・・・ 折りしも今日は、3月11日の震災の日から1ヶ月の節目の日。 地震が起こった時刻直前の14時45分過ぎ頃、事務長の 「皆さん、少しの間、手を止めて起立してください」との声掛けとともに テレビが点けられ、そのNHKの映像に合わせるように 全員で1分間の黙とうを捧げたばかりだった。 静かに黙とうを捧げているうちに 悲しい気持ちが胸一杯に広がってきた。 「もう1カ月経ったなんて、信じられない・・・」 一時期は避難所から職場に通ったKさんが隣の席で呟いていた。 先週の4月7日にも本震と変わらないくらいの大きな余震が起きた。 そしてその後は多くの地域で再びの停電にも見舞われた。 「震災後1カ月」であるはずの今でも未だ、震災が過去になっていない現実。 正直、もう地震の話は書きたくないんだけど こちらは現在進行形の不安と恐怖の渦の中に漂い続けています。 早く元通りの安心できる日々が来るといいのですけどね・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.05 01:08:57
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