|
テーマ:最近観た映画。(38895)
カテゴリ:CINEMADなCINEMA感想
おひさしぶり日記は、映画6本まとめて簡単感想です。
『300』★★ 各シーンではカッコイイ映像満載。監督が違っても同じ原作者の『シン・シティ』的映像であることは、原作者の力(立場)がよほど強いのかな?物語がフィクションだと理解してるのだけど『トロイ』のようなギリシャ神話的雰囲気を期待していた分、「動物兵器」の登場にテンション↓。後半にかけて戦術の描写も曖昧になり、無謀で男気の無い戦いでの結末には不満が残る。「テルモピレーの戦い」の元々の話は「窮地に陥ったスパルタ王は4000を先に逃亡させた後、自ら300人のスパルタ兵を率いてペルシア軍を迎え撃ち玉砕」という、男気溢れる話だったはずなのに・・・もったいない。『シン・シティ』が格段に面白かった。 『バッチギ! Love&Peace』★★★★ 韓国という民族が持つパワーと、不治の病という悲観的状況が(否定的な部分も含め)よりドラマ性を強くしている。芸能界の裏側の描写も加えて「ごった煮ストーリー」になっているところは井筒監督らしさなんでしょう。「日本人として避けられない歴史的に悲惨なある出来事」が描かれていることで、「あんたは日本人だろ!日本人ってな何や!」と突きつけられている気分。それでもキョンジャの「なんで韓国人に生まれてきたの」という台詞を言わせたことには疑問。でもキョンジャ役の中村ゆりはカワイイ。 『スパイダーマン3』★★ 敵が多いよ~。敵キャラが多すぎて感情移入することもできずにストーリーがテンポよすぎる展開。結局、あの黒い液状生命体ってなんだったの?ヒーローであることの葛藤は『1』でも『2』でも描かれていたけど、あの黒いやつが原因で葛藤するのは納得いきません。(これって原作コミックに登場するのだろうか?)空中を舞う爽快感が、回を重ねるごとに感じられなくなっているのも残念。キルスティン・ダンストは相変わらず可愛くないけど、シリーズの中では一番可愛く見えました。あの結末を迎えるハリーは、もっとしっかり描いてほしかったよーサム・ライミ監督~! 『バベル』★★★★ (ueさんの日記にカキコした内容に加筆) タイトルが示す通り、驕りを持ってしまった人間は多種多様の言葉を持つことになり、「繋がり」が解けてしまったこの世界。この映画の主題は「離れ離れになってしまった人間は、どこかで繋がり、そして繋がりたいという欲望を持つ生き物である」ということなんでしょう。その繋がりは国籍を超え、人種を超えようと人は望み、より強い家族の繋がりを求めるわけです。その思いをストレートに表現する役柄が菊池凛子演じるチエコ。繋がりたいという本来人間が持っているであろう願望(というか人間が持っていて欲しいという願いも含めて)の結果のひとつのカタチだと観れば、シンプルな映画ですね。 『クイーン』★★★★★ 面白かった!エリザベス2世の女王でありながらひとりの女性であることの葛藤、君主制という世間離れした空気感や違和感が見事に描かれている。ダイアナ元妃の死を巡り苦悩する女王、イギリス王室が淡々と描かれながらも、退屈せずに見せる脚本や構成は見事。「君臨すれども統治せず」を貫いているイギリス王室が直面する、国民との距離感ってこんな感じなんでしょうかね?少々いびつだけど君主制である日本と比較してしまいます。 とにかく女王が存命であるにも関わらず、こういう映画が出来てしまうイギリスの寛容さに驚かされます。 『ゲゲゲの鬼太郎』★★★ 大泉洋、西田敏行は最高です。田中麗奈が可愛すぎる。室井さんの砂かけ婆なんか、そのままじゃん!それにしても主役の2人が物足りない。最大の汚点は鬼太郎の左目!こういう部分をCG処理する丁寧さが欲しいよね。三池さんの『妖怪大戦争』はやっぱりすごかったな~と再評価。 ちなみにこの映画にはポスプロが20社程参加しているんですが、そのひとつが僕の会社(正確にはグループ会社。CM関係が中心のポスプロ)なんです。エンドクレジットに会社名が出るのはうれしいものです。★一個分は、身内参加ということで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[CINEMADなCINEMA感想] カテゴリの最新記事
|