カテゴリ:ご飯
北浦和にある埼玉県立近代美術館に初めて行ってきました。 山に住む日本画家の後輩が、私が好きなのを覚えてて、 この展示を教えてくれました。 泉鏡花などの本の装丁・口絵や、舞台装置なども手掛けた方ですが、 今まであまり注目されていなかったのか、 まとまった大きな展示は見たことがありませんでした。 「粋でモダンで繊細で」とつけられたタイトルそのものの作品たちです。 特に本の装丁は美しく、ガラスのショーケースに鼻息がかかるくらい じーっと見入ってしまいましました。本そのものが芸術品! こんな本だったら、一生宝物にしそう。 左・本の見返し 右・表紙 生産性が重要視された結果、このような手のこんだ仕事は廃れてしまった ことが残念でなりません。 「雪岱」という名前は泉鏡花がつけてくれたそうで、 親交もとても深かったそうです。 雪岱他鏡花を慕う文化人達が、日本橋の料亭に集まり、 鏡花を囲んで酒を酌み交わし清談した「九九九会」は、 月に一度欠かさず長年続けられたそうです。(会費は9円99銭) お座敷では、小唄を唄ったり、句を詠みあったり したんだろうなぁ…なんて粋な。 鏑木清方や竹久夢二の作品もいくつか展示していていますよ。 着物で来場すると、絵葉書のプレゼントがあります。 入口にあるボテロの彫刻の前で。 思った以上に長居をし、すっかり暗くなってしまいました。 何も見えない(^_^;) 帰りがけ、2年ぶりに代々木八幡にあるル・キャバレーで食事。 久しぶりだったけど、やっぱりとても美味しかった。 美味しい時は、いつも写真を撮り忘れて、 最後の仔羊とキタアカリだけ。すごいボリューム! 下仁田ネギのラヴィゴットソースも美味しかったです。 こじんまりした雰囲気のいいビストロです。 トイレの中のエドツワキさんの直筆壁画も変わりなく素敵でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月10日 12時27分54秒
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