比良で樹木観察と同定講習
比良で行われたnoi-Kyotoの樹木同定講習に参加した。いつものことだが、樹木観察の合間に虫を観察した。比良駅に少し早く着いたので付近をうろついていたら、おなかの赤いサシガメを見つけた。アカシマサシガメに似ているが模様の付き方が違います。おなかの赤いサシガメアカシマサシガメに似ています。調べてみました。ビロウドサシガメという名前でした。観察会が始まると参加者の一人がサルトリイバラに葉にいた赤い虫を見つけました。サルトリイバラといえばフタホシオオノミハムシかと思いましたが、白色紋がありません。ホソクビナガハムシ(サルトリイバラが食草)でした。そっくりなキイロクビナガハムシもいますが、そちらは食草がヤマイモです。Sさんが小さなトラカミキリを持っていました。この種類は似たものが多くなかなか判別できません。図鑑を見てみました。シラケトラカミキリが近いように思います。アベマキの樹液に来ていたチョウを見ようと近寄ると幹の色に同化した虫がいました。ヨツボシオオキスイです。参加者はどなたも見ていなかったようです。少し開けたとことにいたのは、大きなアリ・・・ではありません。ヒメツチハンミョウです。アリそっくりですね。体液が有毒なので見つけてもむやみに触らないこと。林縁をひらひらと飛んでいる虫がいます。初めて見ました。顔つきはシリアゲムシそっくりです。スカシシリアゲモドキだそうです。モドキとついていますがシリアゲムシ科の昆虫です。川沿いの道なのでカワトンボもよく見かけました。アサヒナカワトンボとニホンカワトンボの2種類があるそうですが、どちらかはわかりません。図鑑によると、翅が有色の雄は縄張りを持ち占有活動をするが、透明の翅の雄は明確な縄張りを持たないそうです。昼食場所でクモを見つけました。コハナグモ??にしては頭部の色が違います。クモハンドブックによるとムツボシオニグモのようです。広葉樹の葉や枝に小さな円網を張るそうです。枯葉の陰から飛び出してきた蛾。特徴のある姿をしています。エグリヅマエダシャク樹木は参加者のどなたかが報告してくれるでしょう。2019.05.08 大津市北比良