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7月5日の日記(栢野氏ふうに)
5時起床。 ・最近早起き&川べりのお散歩が習慣になってきたけど、すがすがしい朝の空気を吸うのは、へんな健康法よりよほど体にいい。高尾山にトンネルを掘るバカな外関道の工事など、即刻止めてほしいものだ。大体、あと100年したら日本は人口が8000万人くらいになって、それもお年よりばっかりなんだから、交通渋滞なんて、自然に解決する。 ・今日(5日)は楽天日記が書けないと思ったので、朝、更新しておく。ちょっと暗い話。まあ、いつも浮かれたことばっかり書いてるんだから、たまにはいいだろう。そんなことをやってたら、遅刻しそうになる。東京の果て(八王子)は、下手したら、名古屋から来るしおにゃと変んないくらい時間がかかるんだから、急げよな。 ・さあ、いよいよ「栢野克己、ランチェスター・ビジネスセミナー」だ。いつも宇宙からきた人たちの集会からお受験セミナーまで、節操なく幅広いイベントを引き受けている渋谷フォーラム8が会場。部屋の後ろの方でビデオをセットしているTシャツ&短パンのお兄さんがいると思ったら、栢野氏だった。さすが、手作り&手作業、ランチェスターだ。 ・「栢野氏の起業成功秘話」。 いきなり、中学時代にいじめに遭っていたことが悔しくて、少林寺を習う話、初恋の松村マリちゃんを陸上部のスターだった木村少年に奪われてしまった話……。おお、そんなところから入るのか。さすがランチェスター、接近戦だ。……と思ったけど、後になって、このなんでもない話は、枕なんかじゃなくて、栢野氏の人生を象徴するエピソードなんだと気づく。 ・ヤマハ発動機時代の営業の厳しさ、挫折経験。リクルートの子会社でのアルバイト時代、コンピューターシステムリース時代、チラシ会社就職、会社創業……その間に起こった人生の小波大波津波。ノイローゼ、婚約破談、困窮生活、神経科通い、親の巨額借金返済、母親の死…… ・「早稲田、慶応のやつらにはできないことをやるんだ!」 「都会じゃ勝てないけど、田舎じゃ勝てるんだ!」 「大企業じゃできないことが、中小零細にはできるんだ!!」 ・栢野人生の、キーワード――そう、リベンジ。大逆転。 彼が傷だらけになりながら、たどりついた「ランチェスター」という戦略。そうだ、これなら、いける。これなら、勝てる。これだ。経営に勝ち、人生という戦争に勝つ。弱いからこそ、小さいからこそ、やれる方法がある。 ・「役に立ちたい、ありがとうと言われたい、だまして儲けたくない」「人は人でしか磨かれない」「本気は技を越える」。100万の呪詛、歯噛みする悶絶の日々から生まれた、澄んだ気持ち。それは、もしかして修羅のなかにある、浄土のような? 「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海のなかの済んだ湖のような? ・例えばお金持ちの家に生まれて、美人で頭がよく才能があるなら、いい人で当たり前。挫折もない、傷ついたこともない人に「人をうらんじゃいけないわ。精神レベルを上げれば、絶対!運がいいの!」と言われたって、「ごせつごもっとも。そりゃ運が良いでしょう」と言うしかない。 だけどね、屈辱と苦渋と挫折と絶望を雨あられのように受けて、さんざん魂をゆさぶられて、ぎりぎりでたどり着いた「本気・正直・感謝」の気持ちが、ときに、純度が高いような気がしてしまう。「悪人正機」――こういう人をみると思う。 ・ファイター栢野氏は目下戦場にいるから、もちろん、悟ったとかそういうことではないけど。 ・なーんて書くと、ランチェスター、なんかすさまじいもののようだけど、基本は、商品、客層、地域、顧客、リピート、販売、時間、組織戦略。コツコツ手堅く、きめ細かく、正直商売。実は、女性起業家向けなのだ。日本社会では弱者である女性が伍していくには、弱者必勝のランチェスターで行くしかないだろう。さすが、T社長の感覚は素晴らしい。自治体系、あるいは大学系の女性起業セミナーあたりじゃ、なかなかこういうセンスはないだろう。 ・講演後の懇親会。女性起業塾のセミナーとは思えないほど、カッコいい男性がたくさんいて、思わず緊張してしまったけど、久しぶりに同期と話せてうれしい。いま手がけていることが一段落したら、名古屋へ遊びにいく約束をした。ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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