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カテゴリ:医学
とてもいい講演会でした。
イソジンでのうがいのしすぎで 口の中にカビが生えることが あるそうです。 1日3-4回までで 一回に30秒以上うがいをしないと 殺菌効果がないそうです。 点耳薬は ニューキノロンなど 濃度依存性の薬で 10分以上投与し 耳をパンピングして 鼓膜の中まで くすりを入れることが 重要だそうです。 軽症の中耳炎では 抗生剤を使用しなくても 3日ぐらいで よくなることもあるそうです。 しかし75%は 中等度から重度の中耳炎ですので しっかり抗生剤が 必要です。 重度の場合は 鼓膜切開が必要です。 肺炎球菌や インフルエンザ菌が 起炎菌であることが 多いですが 耐性菌が問題です。 耐性菌でも ペニシリン系、セフェム系は 増量にて対応可能ですが マクロライドは 増量しても 効果がありません。 かえって 乳突洞炎などを 引き起こすことが あります。 抗生剤点滴が必要に なることもあります。 海外では 小児の中耳炎は 小児科の先生が見られるので 軽症の中耳炎のことも 多いそうです。 それで そのまま日本で エビデンスとして 使うのは問題があるそうです。 中耳炎の場合は 必ず鼓膜を見て 重症度を 判断するのが 大切です。 一度効いた抗生剤を 1(3)ヶ月以内の再発で また同じ抗生剤を使うのは 危険とのことでした。 耐性が出来ていて 重症化することが あります。 感染症については よく勉強して 頭を働かせて 対応しなければ なりません。 オスラー医師は 世の中には 頭を使う医師と 使わない医師がいると 言われております。 頭を使う医師に なりたいです。 追伸 ブログを発見したと ある高名な方から言われました。 うれしいですね。 時間依存性の抗生剤 ペニシリン、セフェム、 マクロライド と 濃度依存性の抗生剤 ニューキノロン を 使いこなすことが 大切です。 抗生剤を子供さんに使うと 2-3日で下痢します。 でも心配はないそうです。 抗生剤をやめればよくなるので 中耳炎が治るまで 続けた方がいいそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.05 01:13:10
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