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カテゴリ:医学
心因性めまいとは、
原因不明のめまいに 心因性のものがめまいに深く関与している場合(狭義)を示しますが、 最近めまい疾患に精神疾患を合併した場合(広義)も 示すようになってきました。 めまい患者の約7割に急性の精神障害を認めており、 精神疾患の合併した(心因性)めまい患者を 診断し治療することは重要です。 めまいに合併する精神疾患として、 不安障害、身体表現性障害、気分障害(うつ病)があります。 不安な気持ちが長い間続く全般性不安障害、 不安などのため家庭や職場に適応できなくなったりする適応障害、 動悸・震え・息苦しい・めまいなどの パニック発作が繰り返し起こるパニック障害、 医学的に身体的な病気はないにもかかわらず 何らかの病気にかかっていると強固に思い込み 様々な体の不調を訴える身体表現性障害、 ストレスと身体症状の関連する解離性障害(ヒステリー)、 2種類以上の重大な体の病気があると 6ヶ月以上頑固に確信している心気障害などです。 気分障害は、 1.内因性うつ病、 2.ストレスによる心因性うつ病、 3.躁うつ病、 4.認知症との鑑別が困難な高齢者のうつ病、 5.新型うつ病(ディスチミア親和型、わがままうつ) などに分類されます。 うつ病は一生のうち一度は 13人に1人が経験すると言われます。 意欲や興味の減退に加え、 様々な身体症状 (頭痛、肩こり、めまい、味覚異常、疲労感、不眠など) が現れます。 うつ病患者の9割は, まず内科、耳鼻科など精神科以外の科を 受診することが多いです。 治療については精神科受診を勧めますが、 困難な場合は1人で悩むより、 かかりつけ医に相談する方がいいです。 めまいは、 薬で良くすることも可能で、 ストレスを少なくするとそれだけで軽くなります。 是非、考え方を前向きに変えて、 めまいも人生も良くしてください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.04 22:41:28
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