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カテゴリ:パーソナル・ポートフォリオ
最近思うんです。
「いじめられないように」と考えて、こどもの名前を考えたり、持ち物を他の子に合わせたりすること、・・・この考え方自体がおかしいのではないかと。 「いじめられないように」というのは、なんていうか、結局「いじめはいじめられる子にも問題がある」と言っているのと同じような気がします。 いじめられている子が、なかなか親にそのことを打ち明けられない理由のひとつに、「親に心配掛けたくない」というのが大きいようです。 また、「いじめられているなんて認めたくない」という子も。 その子自身も、「いじめはいじめられる方が悪いのかな」と考えているのではないでしょうか? 絶対これは誤解なんです。 いじめられている子は何にも悪くない。 問題があるのは、本当に恥ずかしいのは、いじめている加害者側で、しかも、たいていはその子の親に問題があるのです。 学校での対応が大きく報道されていますけど、一番大きな原因は、加害者の成長環境のはずです。 どういう教育を親から受けてきたのか。 同じ人間を、なぜ、「あいつをいじめよう」と決め付け追い詰めるほど、自分と区別する権利があるのか? はっきり言って、「いじめ」は「差別」と同じ構造だと思います。 いじめられる子に、何らかの共通点が、もしあったとしても、いじめを受けるだけの正当な理由とは絶対なりません。 いじめられてあたりまえの人間なんかいません。 いじめという行為に出るのは、人間として恥ずべき、卑しい、卑怯な行為です。 どんなかっこ悪い失敗をするより、恥ずかしいことです。 そして、犯罪でもあります。 自分のこどもの姿格好を、「いじめられないように」なんて、周りに合わせるのはもうやめていかなければ、と思います。 他人からどう思われようが、人は違っていてあたりまえ。 人と違う自分のいいところをいっぱい見つけて、ポートフォリオに集めていって欲しい。 今日は、うちで保育園のお友達を呼んでクリスマス会をしました。 上の子の「パーソナル・ポートフォリオ」を見せると、みなさん「いいことやねえ。」といってくださいました。 「うちもやってみようかな。」という方も。 いじめを受けた時に、すぐに相談してもらえる親子関係を作りたい。 「いつでも、あなたの味方だよ」 「あなたは私の宝物だよ」 「あなたが大好き」 と、こどもに言葉で伝えて、一緒にポートフォリオを作って行きたいと思う。 もちろん、絶対に、「加害者側にならないように」教育することが大事です。 心がぐん!と育つパーソナルポートフォリオ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月13日 21時04分54秒
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