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ナイアシン
またの名をビタミンB3 ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。 「ニコチン」酸といっても、たばこの「ニコチン」とは違います。 もちろんニコチンのように害はありません。 食事で摂ることはもちろん 必須アミノ酸のトリプトファンを使って体内でつくり出すこともできます。 (アミノ酸についてはその2を後日書きます。) トリプトファンは良質なタンパク質に多く含まれているので、 良質タンパクを摂ることでもナイアシンは補えます。 ビタミンB1、B2、B6が不足していると、つくり出すことができません。 ナイアシンは記憶力や集中力にかかわる脳神経の働きを助けます。 また、不眠、無気力、神経痛、偏頭痛などを予防します。 ブドウ糖とビタミンB1の関係はお話しましたが、 人間はブドウ糖をエネルギーに変えて活動していますよね。 そのエネルギーを作り出す工場が、細胞内のミトコンドリアなのです。 このミトコンドリア工場でTCA回路という化学変化を起こし、エネルギーに変えているのです。 実はブドウ糖はそのままではミトコンドリアの中に入ることができません。 ブドウ糖を細胞内のミトコンドリアに運んでエネルギーを生み出してくれるのがビタミンB1とナイアシンだったのです。 ナイアシンがないと、例えB1はあっても、からだを動かすためのエネルギーが作れなくなってしまうのです。 ビタミンB1だけではないのですね。 ナイアシンはエネルギーを生み出すだけでなく、疲れのもとの乳酸までもエネルギーに変えて分解してくれます。 お疲れ気味の方は、ナイアシンが不足しているのかもしれません。 疲れるほど勉強して、ナイアシンを補うのもいいかもしれませんね。 さらに続けられるかもしれませんよ。 ちなみにナイアシンがない為にミトコンドリアに入れず、あふれてしまったブドウ糖は、血液中に戻り、脂肪に変化します。 そして・・・そのまま体内に蓄積されてしまいます。 脂肪をためこみたくない方もどうぞ。 ナイアシンの1日の所要量は大人男性16mg、大人女性13mg、幼児8mg、小学生14mg、中高生17mgです。 食品では、ピーナツや魚、肉、野菜、酵母などに含まれています。 摂りすぎると、皮膚がヒリヒリしたりかゆくなることがあります。 猫ちゃんはトリプトファンからナイアシンを合成できないので、 フードに含まれているかどうかぜひ確認してあげてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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