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子どもたちに日本語を教えています

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2010年11月19日
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たびたび登場していたK2くん。

日本の小学校5年生に在籍しているフィリピン出身13歳。



小学校1年生から3年生まで母語であるタガログ語を話す支援者がつき

4年生の1年間は支援者がないままに過ごしました。



本来であれば 最後の1年は母語話者ではなく

日本人による日本語指導をつけるべき、という北川先生の意見は

当時の校長先生には残念ながら聞きいれてもらえませんでした。




5年生になると 社会のテストがかなり悪くなり

ようやく「これは日本語の問題では?」と

周囲の先生が気づき始めます。



100点満点が当たり前の小学校のテストで

60点くらいしか取れないのです。




そこで2010年5月から 慌てて私と一緒に日本語を勉強を

再開しました。




それも 1週間に3時間しかありません。




5月当初は、私が教室に迎えに行っていました。



ようやく来ても 日本語の時間がまるで息抜きの時間のように
床に大の字になってみたり 大きな声を出してみたり
教室を脱走して 行方をくらませたりすることもありましたがびっくり



先日は 学級担任に

「日本語に行ってきます」と言って 自ら 日本語の教室に歩いてきました。



その時 学級担任の先生に

「K2くんにとって 日本語が心のよりどころになっているみたいだね」

と言われて 私もとても嬉しかったのがつい2週間前のことでした。





そして 今回 社会のテストで 初めて満点をとりました星



100点




K2くんが 得意げに社会のテストを持って日本語の教室に来てくれましたスマイル




K2くん 君が頑張っていることを教頭先生も校長先生も担任の先生もよく見ています。


来年はK2くんへの日本語指導をしっかりつけましょうと

校長先生が 近いうちにF町の教育委員会に話をしてくれると言っていました。



日本語の力をつけたことで

彼の本来の学力が見えてきた、ということです。



なされるべき日本語指導がしっかりされていれば

どの子も学力が伸びていきます。



日本語でつまづいているのなら

日本語の支援が急務です。




学校が、町が、日本語指導の必要性を理解しています。



すばらしい町です。





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最終更新日  2010年11月19日 11時11分07秒
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