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子どもたちに日本語を教えています

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2014年01月21日
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いよいよ学年の集大成、三学期がスタートしました

二学期の終業式の前日から すでに中国へ帰省していたKくん

長期の帰省ということで冬休みの宿題を持って

中国で宿題をこなしていたとのこと






三学期最初の日本語の授業には

のしろ日本語教室から北川先生もいらっしゃいました。

北川先生は、45分の貴重な授業の時間のうち

最初のかなりの時間 10分もあったかもしれません

Kくんとの会話の時間に充てました。





中国はどうだった? 昔のお友達にあった? なんて言ってた?

前と どんなところが違っていた?

今も学校は朝7時に始まるの? 帰りは?

何を食べたの?などなどなどなど

Kくんも 一つ一つ丁寧に答えます。



北川先生の目的は・・・・・Kくんに日本と中国の生活や学校の違いや 共通するところ

いいところ悪いところ 好きなところ嫌いなところを話させることで

Kくん自身に自分のルーツを見つめる時間を与えているように見えました。




そして北川先生が

「中国に戻って また中国で生活したい?」



Kくん

「えーやだ。だって また初めから勉強しなくちゃいけないもん」




このKくんの答えを聞いて 

Kくんが この日本で将来自立して生きていくための日本語と

日本の文化を身につけるために精一杯の支援をすることが
(挨拶やお礼などを含めた他人を不快にさせないような言動)

わたしに課せられた仕事であることを強くまた意識しました。






Kくん、小学校4年生で来日して あいうえおから日本語を勉強したことや

中国で途中まで学習した内容を

日本に来てそれを日本語で学び直さなければならなかったことが

どれだけ大変だったことか。



親にとっては重大な理由があって 生活する国を変えるのでしょうけれでも

そのことが 小さな子どもに多大な負担を負わせてしまうことを

子を持つ大人たちに もっと知ってほしいと思います。

(いずれは母国に戻る一時的な留学とは違い

生活する国・言語を成長途中で変えるという意味です)




Kくんの中にも 「もう自分は中国の学校では無理

どうなっても日本でやっていかなければならない」ことがわかっているからの発言です。

北川先生は このことにも気づいて欲しかったのだと思います。





そして始まった日本語指導。

北川先生はKくんの苦手なところをあえてプリントにして

「キミはここはわかっている。でもここが苦手だから これからここを勉強していこうね」と

Kくんと約束しました。




Kくんはきっとこれまで以上にがんばることでしょう。

だって自覚があるんだから!




1年生からKくんに日本語支援ということで関わってきましたが

もうすぐ丸5年が過ぎようとしています。

5年生の三学期、がんばっていこう!














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最終更新日  2014年01月21日 10時26分41秒
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