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後期高齢者の父がいる。
この夏帰省したおり、驚いた。ベッドを買っていた。背中の部分が リモコン式で起き上がる上等品だった。 帰った当日、部屋の戸がいつものようにわずかに開いていた。 久しぶりなので覗いてみるとベッドがあった。しかし父の性格を 知っているので知らんぷりを決めた。2日目、戸が半分くらい 開けてあってチラリと見える。今日も知らんぷりを決めた。 3日目戸は全開だ。このまま知らんぷりは出来ないぞ。父も 「見てくれ」と言わんばかりだ。 「ベッド、どこで買ったの?」と聞けば「○○で買ったよ」と 家具屋さんの名前を言う。続けて「ワシが買ったのよっ」と居丈高に 言う。「つべこべ言うな」的な感情も読み取れたので、これで話は 終わり。 娘としては「なぜ買う気になったのか、誰かが勧めたのか」など気に なる部分はあるが、これ以上は本人も言いたくないらしい。 ならば、知らないふりだって出来たのにわざわざ見せ付けるのは、 なぜだろう。 父娘として長く生活していても、分からない部分がある。心の中を みせない、出せない、覗かれたくない部分があるようだ。 この先介護が始まれば、ベッドがあれば楽だろうからと考えたのか? コミュニケーションがとれないアスベルガーの周辺に位置しているのか、 性格的なものなのか分からないが、ボーダレスのところに位置している と娘は独自の判断をしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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