春という時季は別れと出会いの季節でもある。
一昨日、定年で退職される方の送別会が開かれた。契約社員として退職後も
仕事をされる方、また、今の会社とは全く無縁の世界で新たなスタートを
切られる方と様々である。
たくさんの人を送ってきたが、私自身も定年まで1,500日近くとなって
しまった。
「私の場合は再就職が既に決まっている」と親しい友人たちに、そのことを
言うと、「それはいいな」と反応してくれる。
だが、何のことはない、それは、○○農場(○○は私の姓)で私が野菜づくり
に一人で励むことを勝手に決めているだけのことである。
ご苦労さまでした。男だけでアーチを作って送る。
野菜づくりだけでは暮らしていけないことは重々承知しているが、新鮮な
野菜を思いきり作ってみたい。
隣家の畑も借りてソバを植え、その蕎麦粉でソバを打つ。そのソバを
食べる部屋も造りたい。果てしなく広がる夢は果たして実現するだろうか。
送別会、退職される三人の先輩のお姿を拝見しつつ、自分の夢を重ねて
いた。