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カテゴリ:日記
Yさんは67歳。熊本県内で大規模農家を経営する人である。Yさんは
8人部屋に私より一ヶ月ほど遅く肩を傷めて入院してきた。 腱板断裂損傷といって肩にある腱を傷めて腕が上がらなくなっていた。 そのYさんへ昨晩久しぶりに電話をしてみた。 「その後、肩の具合はどうですか」 「よくならなんなぁ、肩を傷めた人は退院したあとも結構通院している 人が多くて、私も二三日おきに病院へ通っていて今日も行ってきました」 「そうですか、私の場合もまだ滑らかに歩けないですよ」 膝の手術で入院して知ったのは肩を傷めた人が多いことだった。 肩を傷めた人の職業で圧倒的に多かったのは農業をしている人だった。ゴルフの スイングで傷めた人もいた。その人が「簡単に治ると思っていたのが甘かった、 五十肩と思って病院に来なかった。すぐに来ているとよかったかも知れない」と 悔やんでおられた言葉が耳に残っている。 元日の朝の病院食。正月は我が家へ帰宅した人が多かったが心配りが嬉しかった。 二ヶ月の入院で同室の患者同士はもちろんのこと、他の病室の患者さんと も交流があった。身体のどこかは悪いが口は達者な人たちばかりで井戸端会議 らしきものができ大いに会話を楽しませてもらった。 私が退院した際にはYさん宅が栽培しているアスパラガスを食べきれない くらい頂いた。 また、声を聞きたい、お会いしたいという患者であった10人近くの方の 電話番号が携帯に登録されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.11 04:50:51
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