テーマ:フランス文学(162)
カテゴリ:文学
IFJTにてR.先生の講義、第4回。
今更だが、使用しているテキストは、J.M.G.Le Clézio『Le chercher d'or』folioである。 通常私は邦訳を入手して講義に臨むのだが、今回は見つからない(出版はされたようである)ので、仏語版のみで頑張っている。比較的平易な仏語なので、何とか流れは把握できるが、簡単なものではない。 本日の解説範囲は、p.109~p.119だった。話者が、現実(=モーリシャス)と夢想(=パリ)を対比させ、その後船の話につながった。 全くの個人的印象なのだが、『黄金探求者』の作品中の世界が、寺山修司の詩などで良く見られる情景に似ているのである。 無邪気な少年時代、父母との生活、船、船乗り、まだ見ぬ世界への憧れ、海鳥。 これらの要素を入れ込めば、誰が何を書いても文芸的になってしまうのかもしれないが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.11 16:56:05
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