カテゴリ:目から鱗(うろこ)の話
疲労は、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3つに大きく分けることができます。 肉体的疲労の主な原因は、 筋肉を動かすためのエネルギーの不足と、疲労物質(乳酸)の蓄積。 ガソリンが切れた車が動かないのと同じように、 筋肉もエネルギー不足の状態では力を発揮することができません。 また、糖質が分解されてエネルギーとなるときにできるのが乳酸。 筋肉は酸性に弱いため、乳酸が多く蓄積されると十分に働けなくなります。 それが疲れやだるさ、筋肉の張りとなってあらわれます。 また、同じ姿勢を続けるなど、一部の筋肉が緊張を続けていれば、 そこに乳酸がたまり、確実に筋肉の働きは悪くなります。 さらに、筋肉は適度に動かさないと萎縮し、どんどん弱くなっていきます。 動かないことが、もっと疲れやすい身体を作ってしまうのです。 精神的疲労は、人間関係や悩み事などのストレスを原因とする心の疲れ。 神経的疲労は、 デスクワークなどで視神経や脳が緊張した状態が続くことによって起こる、 頭の疲れです。 これら3つの疲労は、互いに密接に関係しており、 放っておくとさらにしつこい疲労へとつながります。 たとえば、脳が緊張している間は、 交感神経の働きにより内臓や筋肉が働き続けているため、 身体へも疲れがたまっていきます。 また、身体や脳の疲れは自律神経のバランスを乱し、精神状態にも影響を与えます。 疲れはこじれる前に、すっきり解消しておくことが大切。 そのためには、姿勢、休養、睡眠、運動、食事の、 5つの方向からアプローチしていく必要があるのです。
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Last updated
2014.03.09 10:28:55
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