冬の空 どんより重く 降りもせず 窓から朝の 枝先に鳥
枝先の 鳥は見上げる 首傾げ 寝起きのトラの 窓際覗く水路沿い 窓の高さの 柿ノ木に 残る僅かの 枝に赤き実鳥の声 トラに向かって ご挨拶 いただきますと 聞こえたような カーテンを 開けて眺める この余裕 目覚まし喚く 普段と違いいつもなら 起きた途端の 開けるだけ プログラムした ロボットみたい右足で ベッドを降りて 左手で 東の窓の カーテンが先パターンが 型に嵌まって 脳は未だ アイドルしてる トラの寝起きぞ繰り返し ワンパターンの 毎朝は 多分階段 右足からか無意識の ままに動いて 足元の 猫を踏んだも 今思い出す踏んでから 気付くオイラを 恨むなよ トラの気配で この頃逃げる降り出した 小雨模様の 二時を過ぎ トラは事務所に 家事から逃げるそろそろか 呼び出し来るか 家事サボる トラのドキドキ 師走の休み