kokiriのにわ

あゆと同じ、新2年生のＩ君。毎週水曜日、うちに来てどんぐりをしている。

「今日はどんなお話かなー？」とにこにこしながら言うのがかわいい。


あかい　チューリップと　しろい　チューリップがあります。

あかは　しろより　３ほん　おおいです。あかは　ぜんぶで　５ほんです。

では　あかと　しろを　あわせたかずは　なんほんに　なるでしょう。


「チューリップってどんなんだったけ？」と言いながら描き始めた。まず、白いのと赤いのを1本ずつ。

「3本多いです」で赤を3本にし、後で1本つけたして4本にする。

「赤は全部で5本です」で、赤を5本にし、

「では　赤と白を～」でＩ君は数えて「6本！」と答えた。


私は、「どうかな？もう1回読むから、文の通りの絵かどうか、よーく見てね。」と言い、もう一度、問題文を読んだ。


Ｉ君、「赤は、白より3本多い」とあるのに、自分の絵は違うので赤2本を消そうとした。

私が「赤は全部で5本です、だよ。」っていうと、「あ、そうか。」と言って、「う～ん」と考え込んだ。


赤は白より3本多い→白は赤より3本少ない　ということに気づいたらなぁ。でも、ヒントは出しては駄目なのだ。Ｉ君は、10分ほど腕組みして「う～ん」と考えていたけれど


「いっぱい考えたけど、（これ以上）絵は思い浮かばんかった」

と言うので、今日はおしまいになった。