kokiriのにわ

次女と同い年の男の子。水曜日、来られる時にうちに来て、どんぐりの良質の算数文章題に取り組んでいる。

うちに来るようになってそろそろ１年。４月にした、

０ＭＸ８２

あかいチューリップ（ちゅうりっぷ）と　しろいチューリップが　あります。あかは　しろより　３ぼん　おおいです。あかは　ぜんぶで　５ほんです。では、あかと　しろを　あわせたかずは　なんぼんに　なるでしょう。

この時は、赤いチューリップを５本、白いチューリップを１本描いて固まってしまっていた。

昨日の０ＭＸ８４では、

０ＭＸ８４

おとこのアリ〔あり〕さんとおんなのアリ〔あり〕さんが２列にならんでいます。おんなのこが　おおいようです。れつのながさのちがいは　６にんで、おんなのこが１３にん　だとすると　みんなでは　なんにん　いることになりますか。

おとこのアリさんは鉛筆で、おんなのアリさんは赤鉛筆で描いていった。

「れつのながさのちがいは６にんで」　のところで、少し考え込んだが、おとこのアリを３、おんなのアリを９の絵を描いた。

ちゃんと、差が６人になっている。そして

「おんなのこは１３にんだとすると・・・」

の文で、

「指を使っていい？」

と聞いてきた。こういうとき、絵図を書き足していく方が望ましいのでは？と思ったのだけど、いいよ、とＯＫした。

指を使って考え中のこの子の頭の中は、今どうなっているのかなーと思いつつ、見守っていた。しばらくして、女の子の列に１３、男の子の列に７、と数字を書き、その数になるようにアリさんの絵を描き足していった。

アリさんは全部で２０人。だけど、「にん」はおかしいからと、「２０ぴき」と書いた。

この１年、本当によく続いたな、と思う。本人は元気でも、弟のどちらかが病気になったり、お母さんの体調が悪かったりで、月に１回しかうちに来れなかった時もあった。

それでも、うちに来てどんぐりの文章題をやりたいというこの子の気持ちがあったから、私も頑張れたし、お母さんも乳飲み子を抱えて大変なのに、送り迎えを頑張ってくれた。

でも・・・６月にはまた、弟か妹が増えるので、今よりも更にお母さんとの関わりが薄れる可能性がある。

なんとか無理なく続けれる方法を考えないと、これで止めてしまうのはもったいない。