KOKO のアリゾナぐる～ぶ記

昨日は久しぶりにブライアンと二人のギグでした。すごく狭いところだったり、アンプの調子が悪かったりで、ちょっと二人ともイライラしていました。

で、最近よく思うのですが、休憩になるとブライアンやラルフは当たり前のようにタバコを吸いにいなくなっちゃって、当然私が機材の見張り番、みたいになっちゃうのがちょっと不満でした。私の休憩はどこへ？？？

昨日も、フローズン・ヨーグルト食べたいな～と思ってたらブライアンが勝手に消えて、私が待ってる間に店がしまっちゃったんですね。それでまたイラっとしたんですけど。

で、次のセットが始まりまして、私は一応カメラもセットしてたんですけど、最近また曲を書き始めたブライアンが新しい曲を弾き始めました。自分は頭の中でフルで聞いてるから知ってる曲でしょうが、私は知らないんだよ～！よくソファでギター弾きながら断片的に歌ってたりしますが、だからって私が聞いて覚えてるとは限らない。

それで、彼はその曲につて何回も聞くんですよ、

「この歌、ヴァン・モリソンの曲に似てるかな」

これをもう毎日3回くらい聞くんですよ。んな事聞かれたって、私、その曲そんなに知らないし、ヴァンモリソンの曲だってそんなに聞いたわけじゃないから知らんがな。って、もう何回も言ったよね。私、同じ会話をする事がなによりもキライなのです。

「（仕事中の）今、ここで生半可に聞いた曲の評論をしろって言うの？」

って言ったら、

「なんでそんなに意地悪なの？」

と言われ、その後ず～～～～～っと沈黙の夫婦喧嘩。　

喧嘩は、いつも女々しくて優柔不断なブライアンが悪い。

特に曲を書いている時は、本当にベタ褒めしないとちょっとした事で傷つき、喧嘩になる。だけど、鼻歌で聞いた曲を素晴らしい曲だとお世辞でたたえるなんて、そっちの方が失礼だと思うし、そうなったら私、本当にアメリカ人になってしまう（アメリカ人はとにかく無責任に褒め称え、それで自分が本当にすごいんだと勘違いしている人達が本当に多い）。

そしてはっきりいって、その曲、ヴァン・モリソンの例の曲にすっごく似てるんですけど（笑）、私が言っても聞く耳持たないでしょう。

で、昨日のビデオ撮影してたやつを見たら、モロに喧嘩してるところが写ってたんですけど、声はあんまり聞こえないんですけど、もろに静かに口論しているところで、

私の顔、

怖っ！！！　

自分がマジでムカついている顔を見るのは多分初めて。

ブライアンもたじたじ。

どんなにブライアンが悪くて私が正しくても

こんな顔は止めたほうがいいよ、私。