KOKO のアリゾナぐる～ぶ記

ビーズをやりながら映画を見るとあっという間に見終えてしまいます。夜中、倒れるまで作ってられる時なんか、３,４本見ちゃう時もあります。

だからいくら古本屋で一本$２でビデオ映画を買ってもすぐ尽きてしまうし、経済的にも負担になります。

そこで最近漁っているのが、B級映画パック。

格安店で箱に無造作に入れられて投売りされています。

新品DVD一枚＄５。そこに４~８編くらいの映画がぎっしり入っているわけです（２枚組とかですけどね）。テーマは主にホラー、子供向け、ラブコメ、ウェスタンなど。私はもちろんホラーを買います。手を動かしながら斜め鑑賞するにはストーリーなんか要りません（笑）。

私もかなりB級以下、いや、ヘタすると大学の映画の授業の宿題みたいな作品も多々見ているので、少々雑でも我慢して見れます。誰がどういう基準で選んでいるのか不思議なのですが、結構見れる作品から、くだらなすぎて我慢できないような作品までごった煮で入っています。

そして、盗作、パクリ的なものが多い！隠す様子も無く、悪びれるふうでもなく、堂々と。こないだは「I am Omega」という低予算映画を見たのですが、主人公は日本人みたいな顔したおっさんなんですね。それがゾンビ相手に戦ってるわけですが、途中で、

「これ、ウィル・スミスの「I am Legend」そっくりだ。もしかして、あれの元になった映画とか？」

と思ってウィキしてみたら、この映画はなんとI am Legendのたった一ヶ月前に発表された、原作者非公認の作品だったそうです。公開直前のウィル・スミスの映画の話題のおすそ分けをもらおうという魂胆だったのは見え見えなのですが、実はB級業界ではこんな汚い手は日常茶飯事みたいです。

他にもブレア・ウィッチ・プロジェクトそっくりな内容の映画とか、邪悪な操り人形、パペット・マスターのパクリまでまぁ出るわ出るわ。音楽まで似せてたり。まぁ一本あたり＄１にも満たない映画に文句つけてもしょうがないですが。しかも同じ会社のDVDパッケージを数枚買ったら、最初のDVDのくっだらない低予算映画の続編が入ってたりして、必然的にパクリ業界の勉強になっちゃいました。

映画の世界は深い！