KOKO のアリゾナぐる～ぶ記

ホースシュー・ベンドとアンテロープ・キャニオンのツアーはGlobe Routerという会社へ申し込みました。
準備編でも書きましたが、安いツアーとなるとどれも中国人向けのツアーが多い。表向きは全部英語でそんなふうに見えないけど、


「ガイドは英語・中国語対応」


と書いてあったらおそらく中国系。


日本語ツアーは同じ工程で２，３倍はします。アメリカ人向けのはほぼ見つかりません。おそらくみんな自分で運転して行くのでしょう（？）。


前日、ツアーのリコンファームの電話を入れると、訛りの強い人が出て私達の予約確認をした後、何やら早口でぶわーっと言いました。


「悪いけど全然聞こえなかった、もう一度」



と言ったら



「…ま、いいです、じゃ明日！」



…なんだったんだー！？
後にわかります。



（睡眠時間３時間）

翌朝５時。


中国語が書いてあるバス。
口コミ見てなかったら絶対あれが私達のバスだとは気づかなかったろうな。

結構大きな観光バス、ツアーは３分の１くらいかな。口コミ通り、トイレは鎖がかかって使えない模様。
にこりともしない不愛想な若い中国人のガイド。

まあね、目的地まではお昼寝だからね。


他のホテルからも客を拾って、さあ出発～！
バスさみ～！！





この青い線を左から右へ。ネバダを出て、ユタを通ってアリゾナ州へ。


ガイドは時々、中国語で長々と観光案内をしてちょっと寝づらい。英語はちょっと苦手らしく、アンテロープ・キャニオンなんか「あろーかぃん」って聞こえる。目的地くらい言えるように練習せえ！


ここで昨日の電話の謎が。ガイドが私の所へやって来て言います。


「えと、ロウア―・アンテロープ希望でしたよね？ちょっと問題なんですよー、ロウア―希望はあなた達だけなんですけど、今混みあっててね、２、３時間待ちなんだそうです。ロウア―行かれるとなると他の全員がバスで待ってなきゃいけない事になります…　どうかアッパーに考え直してくれませんかねー」



ま

事情はわかった。


いろいろ、言いたい事はあるよ。
まず、じゃあアッパー/ロウア―混合ツアー無にしようよ。
それから他のみんなが私達のせいで迷惑する、というアジア的な罪悪感のなすりつけはダメでしょう？私達のせいじゃなくてあんたのせいなんだから。多分昨日の電話はこれなんでしょ、事前にわかってたんでしょ、もうちょっと説明あっても良かったんじゃない？バスの中で言う？


事情が事情だし、私達は口コミでロウア―の方が面白いって聞いたからそっちを選んだだけで、そんなに執着があるわけでもなからアッパーでもいいけど、何となく私達に長い物に巻かれろ的な態度なのが気に食わない…。


ちょっと考えておいてねって言われて彼はガイドに戻りました。そしてアンテロープキャニオンの説明にかかりました。



「アンテロープキャニオンはアッパー（上部）とロウア―（下部）の別々のツアーがあります。僕は何度も来てますが、圧倒的にアッパーをお勧めします。アッパーはより美しく、今は光が差して素晴らしい写真が撮れます。現地に着いたらナバホ族のガイドが車で入り口まで連れて行ってくれます。

（声をどよ～んとさせて）反して、ロウア―は入り口まで大分歩かなくてはなりません。暑い暑い砂漠は130度(54度）にもなる事があります。大変です。ベリーベリーホットです。しかもアッパーほど美しくなく…」



私は一人で大爆笑。マイクを通してそんなにアピールしなくても。それに芝居がかってるなあ。130度なんかにならねーよ！


ダオス達も英語がわからないにしても


「ベリーベリーバッド言ってたな」


と笑ってました。


努力はわかったよ。それでもちょっとくらいヒヤリとさせたくて、



「アッパーでいいですか」



と聞きに来た時、


「Nooooo!」


と言ってやりました。じょーだんじょーだん言っても全然笑わない。
しっかり入場料の差額取られたしね（←これくらい負けろよ！）。


子供だましにもほどがある。ロウア―の方が人気があるから2，3時間待ちなんじゃないか！



さて、そんなこんなで最初のスポット、ホースシューベンドに到着。


バスの停留所からちょっと歩くとは聞いてたけど、見た目よりキツい登り坂があるよ！そんなに暑いとは感じなかったけど、風が強い！これ、一時間後集合なんだけど、足に自信がないお年寄りは間に合わないかも。私も超運動不足なので2人に追いつくかなって思ってたけど、ダオス彼は足が不調だったので悪いけど助かったわ（笑）。



こういう砂漠のあぜ道って毎日見慣れてるけど、車から降りて歩いたのは久しぶりだ。大地が広すぎて歩いても歩いても全然進んでる気がしない。



やっと着いたよ。



わー、



写真通り（笑）。



なんの柵も無いのがアメリカっぽいね。




この岩場がなんとも作り物っぽいけど自然なんだよねー。
全然崖から離れたところで適当な岩を見つけてギリギリに立って落ちそうになってる写真撮ったりしました（笑）。



壮大だー

としか言いようが無い。
川下り的な事もしてみたいけど、なんか水の色がコワイ。




空も青くて景色が良いけど道はきついぜ。



次はアンテロープキャニオンに出発！