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KOKO のアリゾナぐる~ぶ記

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2023.02.24
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カテゴリ:なんでもレヴュ~
この頃、動物園でも行きたいな~とつぶやいていたのですが、今日急にまだ寝たりない時間に起こされて、

「映画行かない?」

と。

動物園面倒だから手近なところで済まそうとしてんな。


まあいいや、行こう。何?アバター?3D?





これ、去年の暮れにすでに出てたんですね。
知らんかった…



ネタバレも何も、前回と同じような話です。


やだな やだな

人間ってやだな♪


って話です。




昔ながらの、支配側と支配される側の戦いの話。


平和なパンドラに再び上陸する人間達。



嫌なあいつが復活しています。
冒頭で舌打ちです。



映像はとても綺麗で、3時間の長丁場も苦ではありませんでした。
ちゃんと毛布持ってて、トイレに行くの嫌だから飲み物も飲まないで。


前回の舞台が森なら今度は海。
空飛ぶバンシーの代わりにトビウオのお化けみたいなのに乗って海を駆け巡ります。
Na'viと呼ばれる人達の体つきが艶めかしくも格好良い。

まったく作られた動物達に感情移入してしまう 笑

いまだに映画で俳優の顔が覚えられないのに、この作品はみんな青いのでしばらく混乱。


「やられる・やり返す」


の定番なんだけど、やり返す、がちょっと長引いてモヤモヤ...。



という感想。


ここからはまったく個人的な考察・疑問。
映画の感想だけ読みたかった人はここでさようなら~です。




さすがに明確には言ってませんでしたが、要するにパンドラを支配しに来る人間は


​​​​​US​A​​​​​

​​


ですな。
マリーン(海兵隊)って言ってたし。


で、もう大義名分もくそもなくどんどん破壊してくのですよ。
上陸でもう森林火災。


ごっついマシーンがもったいぶって出てくるたびにブライアンに


(低い男声で)


「アメリカーー!」


と耳打ちしていました。



もうね、マシーン自体が


「アメリカーーー!」


って言ってるの (わかる? わかんないだろうな 笑)。


で、まったく丸腰の、敵と無関係な部族の村を焼き討ちにしたり、子供だろうが容赦しない。


こういうの、ベトナム帰還兵とかが見たらどう思うんだろう。


不思議と


「わしらミリタリーはこんなゲスじゃねえ!」


という抗議を聞かないので、軍隊の、一見任務には関係しないような冷徹さも


「まぁそうだったべな」


という事なのでしょう。

戦争が始まればアメリカはいつも


「悪いヤツから○〇国を守る!」


だの


「テロリストを撲滅する!」


だの


大義名分をかかげ、国民たちは彼らがマーベルヒーローなみに清く正しく戦ってるものだと思っているフシがあります。




一方、本当の戦争映画でも軍隊が敵はもちろん、一般市民にまで見せしめのように(見せしめなんだろうな)破壊・奪略・殺戮をしていく姿はお約束と言っていいほどでてきます。かえって、清く正しく懲悪してるような戦争映画は陳腐化されるように感じます。アメリカのCMでよく流れてくる、アーミーリクルートのプロパガンダか!みたいな。



コロンブスも行く先々で殺戮を繰り返す冷酷野郎だったと言われているし、歴史の中では支配する・されるの戦いはいつもこうだったんだろうと思います。日本軍だって歴史上では例外ではなかったでしょう。



まあそんな事は世界的に周知の事でしょうが、あらためてこういう映画を見て


「軍隊、かっけ~!」


と思う人がいるのでしょうか。


いたら本当のサイコパスだと思います。


これはフィクションとしても、誰も抗議をしないほど当たり前に残虐行為をはたらく集団に属し、それを誇りに思えと叩き込まれ、そんな経験をした後に自分の子供まで軍人にする。


私はまだまだアメリカ人というものを知らないのだな~と感じます。


余談の余談



ブライアンは


「映画は楽しいけど、歳のせいか涙もろくて、CGで作られたにせもの動物まで虐待されるとつらくて仕方ない」


と言っていました。


泣いてると思われたら恥ずかしいので3D眼鏡してて良かった、と。



じつは私も最近、悲しいシーンじゃなくても


「すごい!」


とか


「なつかしい!」



だけでぼわっと涙が出てきてしまうのです。



恐妻家のブライアンにはナイショだけど、私は予告の



スーパーマリオ3D



でもう涙出てました。






​​​​​​​​​​





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最終更新日  2023.02.24 19:16:00
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