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カテゴリ:ギグ
一か月くらい前、週一で演奏しているお店でギグが終わり片づけていた時。 次の週はハロウィンイブだったのですが、ちょっとメンテナンスの関係でいつもの6時じゃなくて七時、しかもギリギリに入ってセットアップしてくれと言われました。セットに時間がかかるドラマーはぶーぶー。しかも前日にセットも不可だと。 殆どの人が帰った後バーテンがやってきてそわそわしながら言いました。 「ここだけの話、マジでネットとかに上げるなって箝口令がでてるんだけどさ、君たちには言っておくよ。この店、テレビ番組の取材が来るんだ、○×○×という番組」 知らないけど説明を聞いて何となくわかった。 アメリカで多くある、ダメダメな人や店をプロが叱りに来て、リメイクさせられる感じの番組っしょ? オーナーが応募して受かった(?)そうです。 それはおめでたい事かもしれない。 あんまりぱっとしないお店だけどテレビに出て一時的にでも客足が増えないわけがない。 壁に穴開いてたり天井から水漏れしてたり、怒られるんだろうなぁ(笑)。 ああゆう番組って怒られないと面白くないもんね。 叱られた人がぷいっとどっか行っちゃったり、もう止めたいとダダこねたり、それでも最後はハッピーエンドなアメリカ三文芝居。 間違っても、「よろしく」「じゃ始めましょう」「終わりました」「ありがとうございました」で済むわけがないもんね。 お店は結構大きなショッピングセンターの一角にあるのですが、数日後に通りかかったらトレイラーや工事のトラックが駐車場一杯に泊まっていました。撮影場みたいなテントも。すげー、小さな街みたいになってる。 結局時間通りに終わらなかったようでハロウィンは中止。 駐車場を見た人達がさっそくネットで大うわさ大会です。 えらいもんで、ちゃんと番組の名前までばれてました。 次の週は普段通りで、着いたら店の名前が変わってました。 わ、名前も変えられるんだ。 アリゾナの人は10中8、9,メキシコ料理?と思う名前(お店はアメリカンです)。 内装は、うーん、ジュークボックスやUFOキャッチャーが押しやられてちょっぴり開放された感じ。 椅子やテーブル、照明がアップデートされ、壁も別の色に。 やけに早い改装だと思ったけど。変わったのは壁と床の間だけ。つまりテレビに映る場所、って感じ。よく見ると壁も塗装じゃなくて薄い板が打ち付けてあったり。トイレは映らないのでそのまま。 良くも悪くもテレビだなー。 見えるとこだけ美しく、は本当アメリカらしい。 バーテンはぐったりして 「ずっと待機だったり急に急いであれしろこれしろと言われたりでもううんざり。終わって本当に良かった」 と言っていました。 まぁとにかく口コミと新装開店でしばらくにぎわっています。 番組からフォローアップ(その後どうよ?ってやつ)撮影が来てそれからオンエアなので3か月から6か月、ほとぼりが冷めた頃にまた話題になってしばらく繁盛するといいな。 とりあえず 「こんなバンドいらねえ!) と言われなくて良かった(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.20 18:50:55
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