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すでに知っている人もいるかもしれませんが、
今朝、ニュースでちらっと聞いた話。 難病の為、視覚・聴覚をいずれ失う事になったイギリス人の12歳ぐらいの男の子の話で、 彼のお父さんは息子が視覚・聴覚を失う前に、是非、世界を見せてあげたいと思い、自分の事業を売り払って、息子と一緒に世界旅行をしているという話でした。 カメラを片手に写真を撮る息子とお父さん、、、。 毎日の安全かつ安定した生活を守るのも、優しいことではありませんが、 こうして息子の為に、多くのものを手放す情熱に 胸があつくなりました。 なかなか出来そうで出来ないけど、 私はとても考えさせられました。 この親子にとって、二人で体験した海の向こうの世界は 一生の思い出となり、そして息子さんにとっても何ものにも変えられない宝になるでしょう。 親の愛って、深いですね。 * * * アメリカにはThe Nathinal Federationof the Blind という機関があり、年に何回かフーチャー・レフレクションと言う雑誌をだしています。 これは、視覚障害児を持つ親や視覚障害児教育に携わる先生向けの情報誌です。 ついつい、後で読もうと思っているうちに、 すっかり2年分も貯めてしまい、 昨日は本棚の整理もしながら、 一冊づつ目を通しました。 わ~、結構、為になり、 親としても奮起したくなるような記事が載っています。 オハイオ州に住んでいる友達の全盲の娘さんの記事も、 写真入りで紹介されていました。 又、フィラデルフィアのICANミーティングにも来ていた、 無眼球のパトリック君の記事も載っていました。 彼は、ICANミーティングのティーンのパネルディスカッションでも 在席した親たちをうならせた程、とてもしっかりした大人びた(?) 子供で、何しろそのエネルギーと笑顔が皆の心を魅了します。 雑誌の記事は、お父さんが書いた、パトリック君が全米放送のテレビの取材を1日受ける事になった時の話でした。 パトリック君は、普通の小学校に通い、 放課後はピアノのレッスンやら、ゴルフの練習、 又、スイミングもするそうで、とにかく毎日多忙なスケジュールをこなしています。 このお父さんの話でとても印象的だったのが、 1日の取材の最後に受けたインタービューの事でした。 テレビ局の人がパトリック君に聞きます。 「今まで、全盲と言う事でフラストレーションを感じた事や、 目が見える人に出来るて、自分が出来なくてがっかりした事はありますか?」 そこで、少し考えてから返事をするパトリック。 「エリック・ウェイヘンメイヤーって知ってる?」 「いいえ、知らないわ、、。誰?その人?」とインタビューアー。 パトリック君は答えます。 「僕ね、エリックに会いに行ったんだよ。 彼はね、全盲だけどエベレスト山に登ったんだ。 目が見えたってエベレスト山に登れない人は、沢山いるよ。 だから、僕は全盲の人だって、やリたいと思えば、大抵のことはできるって思っている。」 と、その答えに、鳥肌が立ち、思わずこぶしを握って 「イェス!!!!」 と心の中でお父さんは叫ばずにはいられなかったそうです。 お父さんが最後に書いています。 「私たちは皆、忙しい毎日を送っていて、 庭の芝ものびれば刈らなければならないし、 日々の雑用も山のよう。 でも、私たち障害児を持つ親にとっては、 さて、そうした雑用を放り出してでも、 車に荷物を積み込んで、 エリックに会いに行った時の様に、 とにかく価値あるイベントに出かけていく事は 今日のパトリックの発言を聞いても、 とても大切な事だと思いました。」 こんなニュースを続けて聞いて、 さて、6月から始まる2ヶ月とちょっとの夏休み 今年は子供達を連れて、 どんな探検をしようか、、と 胸がワクワクしてくるのは、私だけでしょうか、、。 :) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月27日 13時03分32秒
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