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カテゴリ:情緒と性格。性格を育てる。
危険を恐れない性格 逆に危険なことをあまり恐れないとか全く恐れないと、気は楽かも知れませんが、危険に対する対処を怠ることになり、生命が危ぶまれることになります。さらに自分から危険なことをすると、自分の命の危険があるばかりでなく、人にも迷惑をかけることになります。危険に対しては、ですから、恐れ過ぎてはいけませんが、恐れないのもよくないということになります。 危険を恐れないと言うと、普通は勇気があるということになります。しかし、勇気があるということは、いかに自分が危ないかを十分に承知し、備えをしっかりと行い、それでもなお取りきれない危険を克服する場合を言うと思います。危険なことがよくわからないままやると無鉄砲ということになります。しかも、失敗して痛い目に遭う経験をしてもなお反省することなく危険なことをやり続けると無謀ということになります。ここで説明する「危険を恐れない子」とは、無鉄砲であり、無謀であり、反省過少な子のことを言います。 子どもで考えると、高いところに登ったり、棒を振り回したり、石やモノを投げたり、狭いところも構わず走ったりする子を言います。しかも、転んだり、落ちたり、ぶつかったりと、けっこう痛い目に遭いながらも懲りずに、危ないことを繰り返す場合を言います。 情緒の面から見ると、このような子は、高揚性の情緒が強いと考えられます。つまり、活発に活動を促す情緒が現れやすい子です。ジッとしていられないので落ち着きのない子と言えます。なんでもやりたいとか、すぐに飽きていつも新しい刺激や激しい刺激を求める子です。 ただ落ち着きがなくても、臆病な子がいます。そのような子は、落ち着きがないと言っても主に身体的な問題で、落ち着きはないけれども、精神的にはくつろぎ性の情緒が現れている子です。くつろぎ性の情緒は心身ともにゆったりさせ、安心感を感じられるようにする情緒ですが、安心感を感じることで、不安も感じさせる情緒です。ですから、落ち着きがなくても、くつろいで喜べるようになると、怖がったりします。すると、よく知った慣れた場所では、落ち着きなく動き回るのに、何か新しい場面では用心深くなったり、知らない状況で臆病になってしまうことになります。くつろぎ性の喜びが増えて、身体的な興奮しやすさも緩和されると、慣れた場所でも落ち着けるようになってきます。 ですから、危険なことを平気でする子は、ゆったりとくつろげるようにすることが大切です。ゆったりすることで、嫌なことや痛かったことを十分に味わえるようにします。そのためには、リラックスした感じの喜び方ができるようになることです。楽しく遊んでは、リラックスさせて、リラックスしながら喜べるように働きかけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月09日 08時00分04秒
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