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2020年07月02日
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カテゴリ:愛着の役割と発達

心地よいリラックス感を味わう(3)

 生後11ヵ月頃から人とのやりとりを楽しむようになると、心地よくリラックスした状態で楽しめるようになり、安心感が深まり、愛着関係がさらに定着していくことになります。このような人とのやりとりによる安心感の深まりは、次第に子ども自身による安心感の深まりへと発展していきます。

 1歳過ぎる頃から見立て遊びを通じて、子どもは、楽しい場面を再現することで楽しさを味わうようになってきます。始めは、ミルクを飲むふりやモノを食べるふりをして、「しぐさをする―満足する」つまり「緊張・興奮―リラックス」というサイクルを一人で繰り返すことで、リラックスした喜びを感じ、安心感を深めていきます。つまり、自分一人の遊びを通じて安心感を持てるようになっていくわけです。

 親に頼らず一人で安心感を持てるようになることが、親からの自立を促します。自分一人だけの行為を再現する見立て遊びからさらに、1歳半過ぎるころから、人形にミルクを与えるといった相手のある見立て遊びをするようになります。いわゆる人とのやりとりを再現することになっていきます。始めは、人形といった相手があると言っても、何かをしてやっている自分の満足感が安心感へとつながっていきます。しかし、次第に人形が満足したり、怒ったりといった気持ちを現すようになり、それに対してまた子どもが応じるというように、人とのやりとりの再現が現れるようになります。一人だけのやりとりが現われてくるということです。

 そうなると、見立て遊びでの安心感もさらに深まっていくことになります。自分で安心感を深めていくことがさらに加速するわけです。始めは、親に相手をしてもらって安心感を感じ、さらに親とのやりとりを通じて安心感を深めていたのが、自分自身の行動で安心感を感じられるようになっていくわけです。






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最終更新日  2020年07月02日 17時26分17秒
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