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ミニコミ 「志」

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2010.03.18
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カテゴリ:学校で
38期生が卒業して、1週間がたとうとしている。
卒業させても、仕事は山ほどある。
なかなかブログを書く時間がとれない。
明日から学年旅行で金沢2泊3日。
その前に、一行でも卒業のことを書いておきたい。

卒業式は、泣いた。
特に、別れの言葉。

受験期、今まで3年間積み上げてきたことは何だったんだ?
と思うような事件が色々あった。
授業も成績に関係なくなった時こそ、きちんと成立することを目指してきたのに、
気が入らない人がバラバラと出ていた。
ものすごくいい子達だっただけに、裏切られた感を持つ先生達も複数いた。

しかし、たった10分くらいの「別れの言葉」はそのすべてを払拭するくらいの
エネルギーがあった。
先生達一人一人の思いや行動が、こんなに伝わっていたのかとうれしくなった。

生徒会役員の4人が、今年も一緒に書かせてくださいと申し出てきた。
昨年、「送る言葉」を4人で書いたのだ。
そのときから、「来年の別れの言葉も、この4人で書きたい!」と言っていた。
「じゃ、今年もよろしく!」とお願いした。

僕の要求は、
どこの中学にいっても通用する模範的な「送る言葉」ではだめ。
うちの学校だからこそ通じる「送る言葉」であること。
つまり、具体的なエピソードで語る。
さらに「素晴らしい先輩」と言わずに、具体的なエピソードを語る中で、聞いている人の中に、
「ああ、素晴らしい先輩だったんだな~!」ということを創り出す。
「言わずに言う。」ということを徹底して指導した。

生徒達のつかみは早い。
ものすごく感動的な「送る言葉」になった。
「別れの言葉」が霞んでしまうくらいだった。
その経験を今年も生かしたいというのだ。

最初の会合の時に、
何を伝えたいのか、
聞き終わった時、会場にいるそれぞれの立場の人にどんな想いを残したいのか
そのことだけを時間をかけて話あった。

その後、4人は自主的に集まり、分担をしたりして原稿を仕上げていった。
ほぼ完成に近づいた頃呼ばれた。
通常の「別れの言葉」なら合格。
でも、38期の代表としての「別れの言葉」なら完成度60%。

僕の突っ込みが入る。
4人が誠実に応える。
それをメモしながら、涙がにじんでくる場面がたくさんある。
そのことを言葉にしよう。
やはり対話の力はすごい。
生徒達が持っているものをぐんぐん引き出していく。
それが卒業式3日前。

次の日、代表で発表するU君が原稿をまとめてきた。
職員室でそれを読みながら、涙がボロボロ落ちてきた。
う、う、う、と声がでそうになった。
近くにいた先生が、心配してくれるくらいだった。

放課後、読む練習もかねて、他の3人に聞いたもらった。
そこでは、読み方の指導をしているつもりで、また泣いた。

前日、卒業式の準備がすべて整った会場で、U君と僕と放送担当の先生だけのリハーサル。
そこでも泣いた。

そして本番。
どんな内容の話なのか十分知っていても泣けた。ボロボロ。
先生達の想いが、あらゆる活動を通じて、子ども達の中に蓄積されていて、
子ども達の中に生きているということがうれしかったんだと思う。
そして最初に話した
何を伝えたいのか=感謝
残したい想い  =誇り(お父さん、お母さんが自分の子に対して、
            先生が38期生に対して、
            後輩が先輩に対して、
            38期生がこの学校に来れたこと、仲間と出会えたことを)
が十分に伝わったからだと思う。

卒業式退場の前に、子どもたち、PTAのみなさんによるサプライズで
3年の先生達、全員の前で花束をもらった。
その場の空気が、先生達の言葉を待っているのを感じたので、
代表してマイク無しでお礼を言った。
「38期生のみんな、卒業おめでとう!
 君たちとの思い出は、ずっと忘れない。
 保護者の皆様、ずっと見守ってきてくださってありがとうございました。
 皆様のご活躍を心から祈っています。
 ありがとうございました。」





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Last updated  2010.03.19 00:47:19
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