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こまま1023

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2024.06

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2007.07.22
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カテゴリ:読書
『少し変わった子あります』 森博嗣・著 <137>



森博嗣さんにしては、ちょっと変わった作風。
これがまたなんとも、不思議なお話。

知人に紹介された料理店は、いつも開店する場所が違う。
予約を入れるとタクシーが迎えに来て、その場所へ連れていかれる。
そこへはひとりでしかいけない。
ただし、お願いをすると一緒に食べてくれる女の子がつく。
ただ黙って食べる子。
夢のような話しをする子。
毎回違う子。同じ子が来ることはない。
そしで、どの子も、食べ方がとても美しい。

でも、この店を紹介してくれた知人は、行方不明になっている。

ほんと「変な子」ばかりです。


こんな文の中にも、森先生らしい言葉がたくさん。


  静けさとは、すなわち「無関係さ」の蓄積であって、
  数々の影響を丹念に1つずつ遮断して
  ようやく最後に得られる「孤立」である。

なんか難しいけど、いい言葉。

  「失ったものを無意識に求めている、
   しかし、どうせ同じものは二度と手に入れない。
   追い求めても、違うものを掴まされて、
   そのことで反対に、大切な思い出に傷つくことにもなるだろう」

あぁ、わかる気がします。

  「今思うと、やはり、家庭を持つ事自体が
   僕には重荷だったんだと・・。
   重いものを持って飛んでいるから、
   バタバタと必死に翼を動かさなくちゃいけない。
   それを傍から観れば、あいつはよく頑張ってる、なんてなるわけです」

そういう人っていると思う。
うん、すごい言葉。

  「重い荷物を背負って先を急いでる人間には、
   地面に埋まりかけている宝石はけっしてみつけられない」

おーー!





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Last updated  2007.07.22 16:10:07
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