カテゴリ:フリーランスライター
ライターの仕事では、取材先までの交通費は編集部持ちとなることが多い。
小さな出版社の場合は、原稿料の中に経費が組み込まれることもあるが、 ほとんどが家から取材先往復の交通費や食事代などの経費は、編集部が原稿料支払い時に清算してくれた。 テレビ局やレコード会社、ハウススタジオなど、比較的よく行く場所は別として、 初めて行く所や滅多に行かない場所で取材を行う時、私は少し早めに現地に着くようにしたり、 もしくは取材が終わった後に、その近辺を散策することが多かった。 例えば広尾の有名なレストランで俳優さんの取材をする際は、 13時からの取材なら12時半くらいに現場に着けばよいので、11時半くらいに広尾に着くよう家を出る。 早めに到着して近所の有栖川公園を散策したり、広尾駅周辺のおしゃれな店を覗く。 もちろん取材に関しての資料読みや段取りの構成などは、前の日までに充分に練ってある。 早めに着いて公園のベンチに座り、確認のために再度その資料を読んだり、 商業施設などがある場合は(ない時は駅で)トイレを借りて、身だしなみのチェックもする。 早めに出て時間的に余裕を持つことも、電車の遅延などに巻き込まれた際に対処しやすくなるし、大事なことだ。 飛行機での出張時は終始スタッフ全員で動くことが多いが、新幹線の場合は現地集合だったり、 行きは揃って行動しても、帰りは現地解散となることもある。 そんな時、例えば大阪出張なら、帰りは米原で下車して在来線で彦根へ行き、祖母や父のお墓参りをした。 もちろん交通費の差額は自腹だが、それでも個人旅行で出かける時よりはるかに安上がりとなる。 フリーランスなのだもの。時間に縛られず、縛られた時でもその合間を縫って自由に行動する。 そんなふうに時間のやり繰りをする日々がとても好きだった。 今でも(o^―^o)ニコ 地図と時刻表を見比べて、いろいろ計画を練る時間も楽しい。 せっかく出かけるのだもの。 何か、その時にしか感じられない空気を吸いたい。感じて纏いたい。 例えば道端に咲く花であっても、その日、その瞬間にしか出会えない感動がある。 乗り物に乗った時は、窓の景色を見続ける。 やはり、その日、その瞬間にしか見られないものがそこにはある。 この習慣は、子供の頃から少しも変わらない。 今を感じていたい。 今が大事。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月30日 12時00分12秒
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