カテゴリ:本
ども ぴっとです。
石田衣良 著 『親指の恋人』を読みました。 「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな?」 「わたしは…今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して―」 六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。 携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。 二十歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。 無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。 格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。 ん~ ハッピーエンドとゆ~か、バッドエンドとゆ~か… あまりにも切ないハッピーエンド、ですかねぇ。 若いんだから、もっと他にちがう結末も探せたんじゃない? …って思う反面で、若いんだから、他の結末はなかったんだろうな~って。 テンポもよくて、文体も読みやすい。 でも、テーマはめっちゃ重い。 ハッピーエンドかバッドエンドかも読者の感性にゆだねられる。 だからですかねぇ、この作品の評価は決して高くないんですよ。 ぴっとはこの作品、アリだと思いますし、いい作品だと思いますけど。 ただ、も少し2人の幸せな姿を描いて欲しかったかな~って気はしますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月04日 23時31分08秒
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