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地方公務員をしている、学生時代からの友人の話です。
最近は、法律の解釈に関する通知など、ネット上で公開されているので、行政上の手続きに関しては、読む手間さえ厭わなければ、誰でも、かなりのことがわかります。 で、役所の窓口に来る人は、自分に関係のあることなので、かなりよく調べてくるらしくて、窓口の役人が、うろ覚えで変なことを言うと、通知文などをもってきて、「こうではないのですか。」、というようなこともある、とのことです。 友人は、そのような場合の、窓口にいる役人の相談を受けているようなのですが、「そりゃ、窓口に来ている人が正しい。」ということも、多いようです。 直ちに返答できないときに、窓口の役人が、「今すぐには分からないから、少し時間をください」というような人だと、おそらくは、よく分かっている人で、何を調べればいいかも、大体見当がついているのだろうし、ある程度、納得いく答えが返ってくることもあるのでしょう。 が、このようなことは少ない。 大抵は、黙って聞き流す。 この場合、その課や係にいる役人だから、分かっているのだろうと、誤解してはダメです。 世間に蔓延しているであろう、この誤解が、質の悪い公務員を多くする。 おそらくは、ちんぷんかんぷん、または、何を調べればよいのかさえ、よく分からない、とい状況で、分かっていないということを知られたくない、言質を取られたくない、というようなことに支配された心理状態だと思います。 「どうなのですか」、といった位では、たぶん、答えないでしょう。 会話にはなりません。 はっきりと、「確認してください」と言ったほうがいいと思います。 つまり、こちらが言ったことに対して、反応を示さなかったら、直ちに、「確認してください」、です。 私の友人は、「適性のない者をその部署に付ける人事が悪い」、というようなことを言っていました。 まあ、原因はよく分からないのですが、確かに、民間の企業なら、ほとんど何も理解できていないので、恥ずかしくてとても外部の人間の対応をさせることができないような人を、役所では、窓口に置いていることがあります。 もっとも、どの行政分野も、広範囲で、しかも、細かい知識までが必要なので、一朝一夕で、満足のいく役人が育つとも思えないのですが、しかし、ひどい。 若い公務員も、悪癖を身につけるのだけは、早い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月16日 08時35分24秒
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