いえ、別にきいちゃんがどこか具合が悪いとか、そういうわけではありません。
むしろ具合が悪いのは私の方でして(タチの悪い風邪をもらってしまった)、
きいちゃんは狂犬病予防の注射と、フィラリアの薬をもらいに行ったのであります。
きいちゃんと獣医さんとの関わりは、爺様の時と同じです。
必要と思われる事以外、あまり構い過ぎない。
本当は、狂犬の注射もあまりしたくありませんし、フィラリアの薬もそうです。
その他、予防注射やフロントラインといったものも、しなくて良いのであれば、積極的に
したくはありません。
けれど法定であったり、命にかかわる病気を引き起こす場合には、予防はした方が
良い。
なので行ってきました。
ちなみに、フィラリアの薬は本当は2カ月くらいは有効、と言う説もあります。
ですから、始めと終わりときちんとすれば、多少ずれても大丈夫らしいのですが
一応指示通り、きちんと飲ませておきましょう。
それから前にも書きましたが、おやつタイプのフィラリアの薬は、食いしん坊の子は
丸飲みしてしまって、そのまま出てきてしまうケースもあるとかで、要注意だそうです。
さて、皆にでかくなったと言われるきいちゃんですが、体重は32.5kgでした。
意外にスリム(か?)です。
診察台の上のきいちゃんは、じ~っと座っていてくれるので、とても助かります。
爺様は若かりし頃、診察台にあがってもジタバタ大暴れしたので、体重計がなかなか
定まらず、体重測定だけで無駄な時間がかかってしまいましたが・・・
ヘタレのきいちゃんは暴れる事もなく静かにしているので、女医さんが可愛がって
くださいます。いつも、
「良い子ね~可愛いわね~」
と声をかけてくださいます。
この日は注射のあと、ご褒美のおやつをいただきました。
病院ではこのように良い子のきいちゃんなので、「う~パク」の話をしても先生、
「そうなの?そんな風に見えないけど・・・」
と仰います。
でも、まだたま~に「う~」は出るんですよ。
私にはほとんど出ませんが、不用意であったり、或いは知らない人がきいちゃんの
嫌いな状況で手を出すと、唸る事があります。(パクはさすがに出なくなりましたが)
で、前回の記事の保健所送りになってしまったCC犬ですが、一頭はまさしくきいちゃんと
同じケースだったそうです。
つまり唸って噛む、と言う問題行動があったとか。
でも保健所送りにする前に、ちょっと待って、と言いたい。
きいちゃんだって、完璧ではないけれど、ちゃんと日常生活に支障のない程度には
治りましたよ。
どういういきさつで保健所送りになったのかわかりませんが、保健所に送るために
繁殖ボランティアさんだって、パピーウォーカーさんだって育てたのではないと思います。
自分のところで生まれた、或いは育てた子が保健所送りになったと聞いたら、
どんなに悲しいでしょう。
もう少し、何らかの努力は出来なかったのか。
きいちゃんのように、問題が改善されるまで待ってあげられなかったのか。
他の動物の命に対する人間の責任は、もっと重くあるべきではないか。
そんな気がしてなりません。
う~が出るのは、きいちゃんのせいじゃないよ。
きいちゃんは、可愛くてお利口で、頑張ってるんだよね。
追記:
きいちゃんの大好きな「おたかりの館」のブラッキー君が、昨日亡くなりました。
16歳2カ月。
年齢に不足はありませんし、最後まで愛情たっぷりにお世話をしてもらって、
幸せを絵にかいたようなぶーちゃんの生涯でした。
でも寂しいです。今度「おたかりの館」に行っても、もうきいちゃん、吠えてもらえないね。
昨日は、わんこの一生について考える一日でした。
ぶーちゃんのご冥福をお祈りします。
ついこの間まで、こんなに元気だったのに・・・
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