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今日はチャングムが働く「スラッカン」(水刺間)についてお話します。
王様に献上するご飯(食事)を特別に、゛スラ"と呼び、その食事一式を゛スラサン"と言います。 スラサンを受け持つ部署が「スラッカン」です。※字のまま読むと「スラカン」ですが発音は「スラッカン」 まず、スラサンに上がる料理は「ネソチュバン」(内焼厨房)で作ります。 ※ハン尚宮、チェ尚宮、ミン尚宮などが食材を切ったり、焼いたりして料理を作っている所です。 ドラマではたいてい、この場所で料理を作るときに軽快な音楽が流れます… 当時の宮殿は、この「ネソチュバン」から「ネジョン」(王様の部屋)まで距離がかなり離れていた為、ある程度調理した料理を一旦「テソンカン」(退善間)に移し、そこで器に盛り付けて献上したとのことです。 「スラッカン」の女官といえども皆が「テソンカン」に出入りできたわけではありません。 (なにせ王様のおそばですから…) 決められたサングン(尚宮)と補佐役の女官数名だけが当番制で出入りを許されたのです。 チャングムの母親が、料理の極意を書いた手帳を隠しておいた所が、この「テソンカン」です。 幼いチャングムが勝手に出入りしたのですから、怒られても当然な訳です。 珍上品の高価なお米を「テソンカン」で炊くと、宮中はその香ばしいかおりで充満したそうです。 ゛スラサン"には12個の器が上がります。 そのすべての器(おかず)は調理法と素材、材料が重なら無いのが原則になっています。 実際にはもっと多くのおかずが卓上を飾ったとのことです。 また、ご飯2種類(白米・穀米)、キムチ3種などは別に上がります。 生鮮で、焼いて、煮て、蒸して、茹でて、漬けて、乾かして、和えて… 「スラッカン」は毎日が戦場です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月02日 15時16分21秒
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