月ヲコノ身二含ム
唐突ですが真面目な話です。大切な体の話、「生理」・「月経」についてです。 自分がちっとも体の声を聴いていないこと、自分の体を「動いて当然」の機械扱いしていたことに気がついたのは、過労から喘息を発症した30代でした。生理も、ただただうっとおしいもので「仕事のじゃまだな~」とまで感じていました。そのくらい効率一番の流れにどっぷりつかっていたのでした。はっきり言って男でした(笑) 今は生理中は自分で「浄化期間中」にしています。活動レベルを6割程度に落としてじっと体を休ませ心を整え、なるだけ新しいことに着手せずにエネルギーを内側の「祓い」に使うように心がけています。食べる量を減らす。普段よりあたたかいものをゆっくり食べる。いつもは駆け上がるエレベーターをこの期間はゆっくりエレベーターにまかせて登る。無理にしゃべらない。自分にやさしくする。外出は控えて、内側に気を向ける。体に感謝する・・・そんな日にしています。 津田塾大学教授の三砂ちづるさんの書かれた「昔の女性はできていた~忘れられている女性の身体に`在る´力」(宝島社)には、月経血をコントロールする話が出てきます。1年前に読んでから即実行していて(笑)今ではずいぶん快適になって来ました。手当ても簡単、楽で費用も半分以下になりました。出来るものですね。(男性の方はパートナーにお聞きください^^)何より自分の体を自分が慈しんでいるときちんと応えてくれるという実感が嬉しく、仲間と共同して動いているぞ~というような気がします。 そんな私が今回の神社実習の初日に生理を迎えました。前日に体が重くやる気も出ずそのまま出発間際迄荷物整理も進まずに、体がひどく抵抗して「動きたくない~!」という悲鳴を上げているようでした。正直、参ったな~でしたが体をねぎらい「すまない無理かけるよ。後でゆっくりするからね」と声をかけてなだめながら福岡に出かけました。 そして一週間。おかげさまで実習自体は、場所にも先生にも仲間にも恵まれ(食事にも!)素晴らしい体験になりましたが、かなり体に負荷をかけました。で、昨日の温泉での休養は本当にゆったりして幸せでした。体も「やっと休めた~」とほろほろゆるんで微笑んでいるようでとってもよい気分でした^^ 女性は自分の体の中にそれぞれの月を抱いています。28~29日周期でほぼ天空の月の周期と同じです。女性同士がそばにいると共鳴しあっていつしか生理が同じ周期になるとのこと・・・生命の神秘を感じます。明治以来、暦が海外に合わせて太陽暦に変えられて月の暦である太陰暦が忘れられていましたが、最近は月のカレンダーが求められたり月への興味の高まりが強く感じられます。自然回帰でしょうか、自然な流れを人々の本能が強く望んでいるのかもしれません。 月のサイクルをその身に刻みながら、ゆったりと生きていくのが女性の体の特徴なのかもしれず、男性は女性からそんな自然のサイクルのもつ精妙さを学んでいくのだとか・・・祖母から母から妻から恋人から・・・ロマンですね^^ 月を通しておツキ合い・・・おそまつ^^;(追記)サイトで月のリズムをゆったりを意識しよう♪と満月&新月ごとに有志で時間だけ合わせて好きなところで自由に祈りましょう~の会をひらいて2年になります。興味のある方はいらしてみてください^^ ⇒「満月&新月 祈りの神殿」