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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2007年11月28日
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カテゴリ:第三章 188 ~ 240 話
.
 迷彩服人間を追って、最初に林に入っていった戦闘員達が、爆発の起きた地点付近で、
 大竹林寺の軍と衝突した!

戦闘員
  『テェヤーー
    『このぉ、覚悟しろーーーっ!
第7進軍 木軍兵
  『おれたちを素通りはさせねぇ』
    『ここは、俺達の得意分野の林の中だぜっ!』

 林の中を進む戦闘員達に、突然無数の木の枝が突き刺すように降り注いだっ!

     シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ
        シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ
      シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ シュ

   スパっ スパスパっ スパっ
                         スパスパっ スパっ スパっ
                    スパっ スパスパっ スパっ
      シュっ スパスパっ スパっ
            スパスパっ スパっ スパっ


 それを手套で振り落とす戦闘員達。 だが、
 対応していたその足元の地面が、突然陥没し始めたっ!

      ズボっ ドシャン、  ズボっ ドシャ  『うわ~』

 開いた穴に、体ごと吸い込まれる戦闘員や、片足を穴の外に置き体制を崩した程度で済んだ
 戦闘員も、木の枝が容赦なく体を貫いたっ!

      ズカズカズカっ  『うぉ~』

第7進軍 土軍兵
  「へへ、地面は我らのお友達なんでね。」

 穴の中へ落とされた戦闘員のその多くがドリルで体を貫かれたりで死傷者が出てはいたも
 のの、1対1では大きく武がある戦闘員、穴に落ちながら出てきたドリルを交わし、モグラ
 人間に一撃を加え、再び這い上がる者も多くいた。



  ~
    ~


 別の大竹林寺軍駐屯場所。
 こちらでも林を抜けてきた戦闘員と大竹林寺の軍とが交わっていた。

第5進軍 木軍兵
  『林を抜けさせるかよっ!』
     『オレ達の庭だぜっ!』

 こちらも大小無数の木の枝が戦闘員に降り注いでくる!

第5進軍 火軍兵
  『へへ、ちょっいとトッピングしてやろうかい。』
     『じゃおれも付き合うぜ。』

 立ち止まり、手の平を降り注ぐ枝に向けた火軍兵たち。
 すると、

    炎ブォォォォォォ
            炎ブォォォォォォ
                    炎ブォォォォォォ


 その手の平からは、火力は弱いが火炎放射のような炎が飛び出していく。
 そして次々と降り注ぐ枝に引火し、炎の矢と化して戦闘員に降り注いだっ!

戦闘員
 『こんなものっ!』

 手套で叩き落すが、折れた枝、火の粉がその身体に襲い掛かる。

 『あちちち・・・・』

 火の粉が辺りの枯れ葉や木々に燃え移った。


 火災01



 火の粉が目に飛び込んだりで体制が乱れた戦闘員達、そこへ容赦なく枝の矢が次々と
 襲い掛かっていくっ!


     ブスっ ドスドス ブスっ

 何人かの戦闘員達は枝矢の餌食に。 それでも手套て振り落とし切り抜ける多くの戦闘員。


 その様子を少し離れたところから伺っていたこういち。
 身に着衣していた迷彩服を脱ぎ捨てて、

こういち
  「これで良しと。」



  ~
    ~


第6進軍長[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)
  「こいつら、只者ではないようだな。密林の魔術師と呼ばれるこの仲孫の力、
   思い知らせてくれよう。」

 今までの木軍の動きとは比べ物にならない程のスピードで木々を渡り移動する[木軍長]
 仲孫 棟(ちゅうそん れん)、戦闘員達の頭上の枝で止まると、

第6進軍長[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)
  「ん~~~、」

 左指を2本立て、おでこに当てて念じた後、

第6進軍長[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)
  「食らえ! 疾風の木の葉っ! 」

 そう叫ぶと、[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)付近にあった枝に付いた葉、落ち葉
 などが一斉に突然舞い上がり、竜巻を形成して戦闘員達に襲い掛かったっ!

     ゴォォォォォォ

   スパスパっ スパスパスパっ シュシュ スパっ
     シュシュ、スパっ スパスパスパっ シュシュ スパスパっ


 竜巻状に回転しながら襲う葉っぱは、一つ一つが鋭い刃のようになり戦闘員を切り刻む!

戦闘員
 『うわぁぁぁ』

第6進軍長[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)
  「おろかな、木々の中で我々と戦うなどと。
   まだくたばりぞこないがおるのか、少し大人しくしてもらおう。」

 今度は体を斜に構え、左腕を拳を作って肩の高さに持ち上げると、

第6進軍長[木軍長]仲孫 棟(ちゅうそん れん)
  「行け! 蛸足根呪縛っ! 」

 すると、戦闘員達の立つ地面から木の根っこが顔を出し、まるで巨大なたこに襲われたかの
 様にスルスルと猛烈な速度で伸びてきたかと思うと、次はうねうねと不規則にそして縛る
 ように身体に巻きついていったっ!

戦闘員
  『ぐわぁぁぁ』
     『く、くるしい・・・・』

 容赦なくグイグイと締め付ける伸びた根。
 首を絞められた者は窒息、手足や腕に巻きついたところは細くくびれて肌が薄紫に変色。
 成す統べなく次々とうなだれ始める戦闘員達。

 だが、近くに居た戦闘員達が腰の剣を抜き、絡みつく根を切り刻んで仲間を脱出させて
 いた。

 スパっ  スパっ      スパっ

 バサっと倒れ、そのまま起き上がれない者もいたが、多くは締め上げられたところを片手で
 押さえながら、腰の剣を抜き構え始めた。



  ~
    ~


 太陽がすっかりと顔を出したこちらは大少林寺の広場。
 この時間はチュウランが仕切っていた。

武僧
  『はぁー、はい、はい!』

        ガシっ、 ドス、バシ

 武僧の中でも、チュンホーの動きが目立っていた。

チュンホー
  「ハっ ハっハっ  ハィっ!」
         ズガっ、 バシバシ、 ズコーン

 大竹林寺 [月光軍] を次々と地面に這い蹲らせていた。

チュウラン
  「チュンホー、最初から飛ばす、長続きしない。」

 『ハーー、ハイヤー!  ハィ、タァーーーっ!』
 ササ、 ズガっ  バシ、ズコーーンっ!

チュンホー
  「大丈夫です。 セーブしてます♪」

月光軍K
  ( く、くそ、もう夜が明けてしまった・・・。 このままではこちらが持たない・・・ )

 月光軍Kが見渡すと、自軍の多くの兵が苦しそうにうずくまる姿がそこにはあった。

月光軍K
  ( 一端ここまでか・・・・ )
  「月光軍、引・・・(けー)・・・」  と叫びかけたその時!


 ドシャーーンっ!


 突然、大少林寺の第一門が何者かによって一撃で吹き飛ばされたっ!
 その物音に、広場で戦闘していた者は一斉に振り向き、視線を送った!

 かんぬきで締められていた扉二枚ごと、左右の蝶番(ちょうつがい)の部分で壊され、
 すっぽりと抜かれ倒れた第一門。
 蹴り飛ばされて舞い上がったその粉塵の中から現れたのは、戦闘員を引き連れたザウバー
 であった。



第238話 野望の激突 4 へ
(朝早くからご苦労なこったな)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月23日 11時25分51秒
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