カテゴリ:第四章 4-481 ~ 560 話
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和恵が動いたっ! サッ彡 エルニーニャ 「貴様ぁぁぁぁぁっ!!」 『エル』は手を指し示す様に伸ばし、指をチュウランに向けて閃光と共に発射した! ピシューーーーーー========> // // ====> キンっΣ ラニーニャ 「なにっ !! 」 発射したビームが、再び目標物の斜め後方上空に弾かれてしまう姿が! 見ると和恵がチュウランの前に立ち、両方の手のひらを当てて上空に跳ね返してい たっ! 和恵姉さん 「させないわよ。」 ラニーニャ 「な、なんだこいつら・・・。」 和恵姉さん 「言われたでしょ、私たち、黄龍道を倒したって。」 ゆうすけ ( こういち、後を頼む。 おれは退散するよ ) こういちは前を向いたまま手のひらを肩口まで上げて応えた。 ゆうすけは後方に下がり、同行していた空軍兵と共に上空に消えていった。 和恵の行動を見て、スタスタと前に歩を進め始めた Ryuichi 。 こういちもゆうすけが安全圏に届いた事を確認し、同じく前にスタスタと歩を進め 始めた。 そして西艶 凌紀(さいえん りょうき)も同じく。 ただ、シュナイケルだけは、赤いマフラーをなびかせながら木に寄り掛かり、目線 だけを『エル』に向けていた。 Ryuichi 「手の早いヤツだ。 まだ話しがあったらどうすんだ、おまえ。」 エルニーニャ 「刃向う者に用は無い。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「一方的な都合だけで押し付けてくる。身勝手 極まりない行為だ。」 ラニーニャ 「視野の小さいお前達には分からぬ!」 和恵姉さん 「視野の小さいのはどっちよ! 他の選択肢も考えず、ここで生活している人達 を犠牲にするなんて!」 エルニーニャ 「これが最良だ。 他の余見は無用だ、選択の余地は無い。」 こういち 「なら、あんたらが遣られても、文句ないよね。」 エルニーニャ 「風持ち如きには無理な話だ。」 シュナイケル 「この人達、並みじゃないのよね。」 エルニーニャ 「話は決別だ。 これを食らってからも話が続けられるのかっ! 消えろっ!」 『エル』は、左手を伸ばし手首を立て、体を横にして右手を後方に肘を曲げ上方に かざした。 次の瞬間! ジェット機からの噴射のような、直径50m の猛烈なジェット噴射の火柱が、突如 Ryuichi と西艶 凌紀(さいえん りょうき)を襲ったっ! ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> 見たことのないジェット噴射のようなその面積と質量! Ryuichi と西艶 凌紀(さいえん りょ うき)の2人は回避する間もなく完全に飲まれてしまったっ! ~ ~ ~ トゥルルルル~ タロ 「Cu !? 」 リツコ [はい、リツコ。 はい・・・・ はい・・・・ わかったわ。] ピっ 「利江ちゃん、また大竹林寺に逆戻りみたいよ。」 [神霊巫女]利江 「も、もぅ?」 リツコ 「脅威はいったん去ったみたいで、書物室でマーシャさんと一緒に探して欲しい 事案があるんですって。」 美咲先生 「また移動~? わ、私はどうするの?」 リツコ 「送り届けたら、すぐに戻りますから。」 とくさん 「お二人、お忙しいですね。」 [神霊巫女]利江 「えぇ、今やらなきゃならない事なの。」 リツコ 「そう、後回しには出来ないから。」 美咲先生 「学校の授業より、よっぽど精神的に人間形成が出来るみたい・・・ しっかりしてるわ。」 [神霊巫女]利江 「はい、何よりこういち君と一緒に戦うっていうか、私の存在感、こういち君と 共にっていう事が私を後押ししてくれます。 必要とされているなら頑張れます。」 タロ 「Cuuu。。。」 とくさん 「こういち君も利江さんもお幸せな関係でなによりですね。」 [神霊巫女]利江 「もぅ、とくさんったら。。。 (*^.^*) 」 ( 頬を染めて照れる利江 ) タロが立ちあがった。 リツコ 「さっ 利江ちゃん、行くわよ。」 [神霊巫女]利江 「はい。」 V ズバっ☆ V 美咲先生 「なんかすごい人たち・・・」 とくさん 「あの方達に、私達は守られているんですね。」 美咲先生 「まぁ・・・ そうだけど・・・ 」 ~ ~ ~ V ズバっ☆ V ゆうすけ 「お帰り、利江ちゃん。」 リツコ 「到着。」 [近衛軍長]チーラン 「居場所、そういう事か。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「リツコ、久しい。 おっ、タロも同行しているあるね。」 タロ 「Cuu。。。」 [神霊巫女]利江 「早速ですが、探し物って・・・」 [近衛軍長]チーラン 「マーシャ殿に伝えてある。一緒に探して欲しい。」 ゆうすけ 「あぁ、ミカールがここに攻めてきたのは見ての通り。 だが、攻めて来る元々の狙いがあったのはクラウスの方だった。 ミカール は仕切りに『守る』と口にしている。 なら、クラウスを止める動きが本当 のあるべき姿だ。 なのにミカールはクラウスを止めるどころか、大竹林寺 を攻め落とす勢いで望んでいた。 ここが謎を解く鍵 だな。 ここに彼の本当の狙いがあると見た。 本気だったのはミカールの方。 [剣]以外にも必要なモノ、重要なモノが存在しそれがここ大竹林寺にある と踏んでの事だろうな。 実はミカール、探し物である[剣]の在り処を 既に知っているんだよ。」 [神霊巫女]利江 「そうなのっ !?」 [近衛軍長]チーラン 「なぜそう言い切れる。」 ゆうすけ 「おれが捕まっただろ。 探し物に協力してくれと頼まれた。 その時おれはフェイクで光モノの[青] に注目した探し方を提案したんだが、何事も無く同調してた。異論無く・・・。 それに 引っかかったってのが1っ。」 [神霊巫女]利江 「何故?」 ゆうすけ 「普通は[剣]じゃないのか? と聞いてくるだろ? そして2っ目、陽江(ようこう)に助け出された時、美咲先生も助けに行った んだが、その時に・・・気が付いたのさ。」 [近衛軍長 補佐]スウラン 「何に?」 ゆうすけ 「 [レイライン] にね。」 ~ ~ ~ -つづく- (なんだそりゃ・・・?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月10日 11時34分23秒
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