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テーマ:最近観た映画。(39945)
カテゴリ:家で見た映画
「天使の恋」という題名に惹かれて借りてみた。 この作品、設定がどぎつくてついていけなかった導入部だが、原作がケータイ小説ということで、これくらいのきわどさがないと携帯利用者の目に留まらないのかもしれない。今も、ケータイ小説というのは人気があるのだろうか。 さて、主役が佐々木希ということで、期待してなかった。テレビドラマ「神の雫」を見た時に、あまりの緊張とド下手な演技に、この娘は消えちゃうなと思った。残ったとしてもモデルとして、としか思えなかった。しかるに、その後すぐの出演の映画作品でこのような情感あふれる演技を見せるとは。彼女の成長ぶりに感嘆する。テレビドラマ「ファースト・クラス」で久しぶりに彼女の演技を見た時に、よく成長したなと思ったけれど、演技素人はあっと言う間に蝶になっていたんだなと思った。 相手役:谷原章介が良くないね。といっても彼のせいではない。イケメンすぎるのだ。もちろん写真を見て気に入るくらいだから、魅力的でなければならないけれど、設定が冴えない大学講師なのだ。冴えないで思い浮かぶのは大泉洋。大泉洋のような俳優をキャスティングすれば、よかったのかな、なんて思う。 主人公・理央の心情は良く表現されていて、とても同情できるものを発していた。しかし、相手役・光輝の想いは吐露されないため、観客は第三者としての視点をもたず、主人公・理央目線でしか物語を追えない。それがいいのか悪いのか。 導入部のいじめや援助交際のくだりは拒絶反応が出て、見続けるのをやめようかと思った。ラストの設定も不可思議であり、今ひとつ盛り上がれない。映画・チャップリンの「街の灯」のように、ぐっと感情が盛り上がるラストであれば、なお良かったのではと思う。 2009年/日本/119分/G 監督:寒竹ゆり 出演:佐々木希、谷原章介、山本ひかる、大石参月、七菜香、加賀美早紀、深水元基、酒井若菜、吹越満、津田寛治、 笑福亭鶴光、若村麻由美 お薦め度 「天使の恋」★★★☆(70%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.11 19:17:56
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