映画レビュー 「Michael マイケル」
Ⓡ, TM & ⓒ 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.マイケル・ジャクソンの甥っ子ジャファー・ジャクソンがマイケルを演じる映画「Michael マイケル」を見てきた。顔はそっくりと言い難いけれど、声のトーン、ダンスは瓜二つ、まるで本人が踊っているようであった。キレが素晴らしいステップ、クネクネとカチカチッとメリハリのきいた動きは見事。事前にジャネット・ジャクソンが兄マイケルの映画化には大反対で許可しなかったということで、この映画にジャネットは姿かたちだけでなく一切名前は出てこない。ジャネット役はオーディションして撮影までしたのに全部カットされたとのこと。よってクレジットにも名前はない。映画的手法を用いて組み立てた作品であると思うけれど、マイケルの偉業と経験を描きつつ、その背景、家庭事情も織り交ぜている。しかし、そこをドラマチックに描くことはせず、エンタテイメントの凄さ、みごとさを表出し、ライブの素晴らしさ、マイケルの舞台を堪能できるように描いている。その点が私には良くなかった。製作に「ボヘミアン・ラプソディ」ときいていたので、「ボヘミアン・ラプソディ」並みの感動を期待したのだ。そのような感動は味わえなかった。父親の圧政、ファミリー・ビジネスから逃れ独り立ちしたロンドン公演で終幕。続編に続く形で終えている。世界的ヒットを受けて、続編が作られるようだ。見るしかあるまい。2026年/アメリカ/127分/G 監督:アントワン・フークワ脚本:ジョン・ローガン出演:ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、ケンドリック・サンプソン、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー原題:Michael(「マイケル」) お薦め度「Michael マイケル」★★★☆(70%)字幕翻訳:風間綾平字幕監修:高橋芳朗