|
テーマ:最近観た映画。(40122)
カテゴリ:家で見た映画
「セックス調査団」という大層なタイトルで、大々的なアンケート調査を行うか、実態調査で風俗ルポでもするのかと思いきや赤裸々に語ることのできる紳士連中を集め思い思いに性体験を語るだけ、そして、それを雇った若い女性に速記させるだけの話。 「アイズワイドシャット」ほど裸体があふれるわけではないし、「ピーター・グリーナウェイの枕草子」ほど無味乾燥なものでもない。見るか見ないかでいえば、見ることはないといえるほどエロチシズムも卑猥さも芸術的倦怠もない。 詩人アンドレ・ブルトンがセックスの謎を探るために行った集団討議の記録をアラン・ルドルフ監督がアレンジし映画化したそうな。だとすれば、”団”と名付けた邦題に問題があると思える。”セックス談義”や”セックス調査語録”くらいにしておけばよいのだろうけれど。それだと客を呼べないのかもしれない。とはいえ、ニック・ノルティがプロデュースに参加し、出演までして、ネーブ・キャンベルやジュリー・デルピーという名のある女優まで出演しているのだから、期待するなというほうが無理。 興味本位で見て、何も回収するものがなかったというところ。 Amazonにて 2001年/アメリカ・ドイツ/108分/R18+ 監督:アラン・ルドルフ 原作:アンドレ・ブルトン 脚本:アラン・ルドルフ、マイケル・ヘンリー・ウィルソン 出演:ダーモット・マローニー、アラン・カミング、ニック・ノルティ、ジュリー・デルピー、ネーブ・キャンベル、ロビン・タネイ 原題:Investigating Sex(「セックス調査中」) お薦め度 「セックス調査団」★★★(60%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.13 14:21:54
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|