|
テーマ:最近観た映画。(40128)
カテゴリ:家で見た映画
この映画、いい女が三人出る。 一人目がボスの女のエマ(シエナ・ミラー)である。小柄で魅力的な金髪に思えるがベン・アフレックが192cmと長身なので小柄に見えるだけで167cmのようだ。下着姿で小悪魔に見える妖艶さ。二人目はフロリダ・タンパの警察本部長フィギス(クリス・クーパー)の娘ロレッタ(エル・ファニング)だ。麻薬中毒にされた身から脱出しキリスト教にはまりカジノ反対の急先鋒になる。その可憐さ、潔癖さは荘厳な感じさえする。三人目はジョー・コフリン(ベン・アフレック)の妻となるグラシエラ(ゾーイ・ザルタナ)スレンダーな体躯は笑顔とともに魅力的だ。 シエナ・ミラーが167cm、エル・ファニングが175cm、ゾーイ・ザルタナが170cm。長身のベン・アフレックゆえ長身の女優がキャスティングされたのかもしれない。魅力的な容姿だけでなく、三人三様でとても自然でうまい演技を見せてくれ、物語へといざなってくれる。 さて、ベン・アフレックである。レオナルド・ディカプリオとともにこの作品のプロデユーサーであるだけでなく、脚本を書き、監督をした。そして主演である。八面六臂の奮闘ぶりに脱帽するしかない。とても素敵で人生を語るにいい作品として仕上がっているからだ。邦題は「夜に生きる」という中途半端な題名で、原題のLive by Nightからすると”夜で生きる”、”夜によって生きる”ということなので、夜(の稼業)によって生きているという意味を感じづらい。 さて、ニューヨークとタンパで前半・後半と分けられそうだが、警察官の息子で第一次世界大戦に従軍した身でありながら犯罪に手を染めてしまった男のその後の人生を服役し出所した後の人生をいかに生きていくかを用意周到な男として描いていく。女性を敬い、女性を愛した男として、かっこよすぎるのではないだろうか。 エンド・クレジットではベン・アフレックの後にエル・ファニングがクレジットされている。出番は多くないのにすごいと思った。キー・マンになるクリス・クーパーは単独クレジットの最後、andのあとに掲示して敬意を表していると思った。 とても良くできた”ギャング”映画だ。 ジョー・コフリン(ベン・アフレック)曰く、『ギャングじゃないよ』(笑) Amazonにて 2017年/アメリカ/129分/PG12 監督:ベン・アフレック 原作:デニス・ルヘイン 脚本:ベン・アフレック 出演:ベン・アフレック、エル・ファニング、ブレンダン・グリーソン、クリス・メッシーナ、シエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、クリス・クーパー 原題:Live by Night(「夜によって生きている」) お薦め度 「夜に生きる」★★★★(80%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.14 14:25:39
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|