|
テーマ:最近観た映画。(40148)
カテゴリ:家で見た映画
”Being the Ricardos (2021) (imdb.com)” その瞬間、私の血圧がとてつもなく上がった気がした。年齢を重ね高血圧にも注意が必要になって、そのことが瞬時に気になるほど高感度に感動した。奮発感激だった。 この作品は「ルシール・ボール・ショー」で名を博した女優ルシール・ボールの女優生命を危機に陥れた”赤狩り”(共産主義者弾圧)の標的にされた1週間をとらえた作品だ。後年、年老いた脚本家たちのインタビューや過去のイマイチ売れないRKO女優時代に戻ったりするけれど、時間を行きつ戻りつすることは一向に気にならない作りだった。 正義感にあふれ映画俳優を目指したけれどなり切れなかった私には胸打つシーンがあちこちにあった。 家庭を、夫婦生活を維持し、納得できる楽しめるドラマにするために獅子奮迅の活動を見せるルシール(ニコール・キッドマン)のすごさ、素晴らしさが際立ち、感嘆した。それとともに夫であるデジ・アナルズ(ハビエル・バルデム)のみごとさ、ビビアン・ヴァンス(ニーナ・アリンダ)とウィリアム・フラウリー(J.K.シモンズ)の立ち位置、分析力と理解力と共感力のみごとさにも驚く。脚本家マデリイ・ピュー(アリア・ショーカット)の存在もいい。幾重にも重なった思い、観察力、団結力、想像力に創造力には驚くものがあり、30分のテレビ番組を作ることの修練が繰り広げられ、見入ってしまった。 クライマックスの前説、デジ・アナルズの電話パフォーマンスには感極まった。感極まった直後の舞台裏でのルシールとデジの会話は驚天動地の出来事だった。 映画はその後の2人について字幕で書き記す。 とんでもなく大大大感動した作品であった。 ルシール・ボールに似せたニコール・キッドマンのメイクが…イイね。 Amazon Prime Videoにて 2021年/アメリカ/132分/ 監督:アーロン・ソーキン 脚本:アーロン・ソーキン 出演:ニコール・キッドマン、ハビエル・バルデム、J.K.シモンズ、ニナ・アリアンダ、トニー・ヘイル、アリア・ショウカット、クラーク・グレッグ、ジェイク・レイシー、リンダ・ラビン、ロニー・コックス、ジョン・ルビンスタイン、クラーク・グレッグ、ネルソン・フランクリン、ジェフ・ホルマン、ジョナ・プラット、クリストファー・デナム、ブライアン・ホウ、ロン・パーキンス 原題:Being the Ricardos(「リカルドスであること」) お薦め度 「愛すべき夫妻の秘密」★★★★★(100%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.13 14:40:38
コメント(0) | コメントを書く
[家で見た映画] カテゴリの最新記事
|
|