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テーマ:読書(8600)
カテゴリ:読書
なぜこの本を読んでみようと思ったのか、いまはもう思い出せない。 分厚く読み応えある内容に感心しながら読んだ。 主人公が裁判官→元裁判官であるのか、その息子の嫁なのか、視点がかわるのでわからないけれど、とはいえこの(元)裁判官の心のゆれ、裁判官というよりは人間の矜持としての行動は納得できるものがある。しかし、結末は納得しがたい。これ以外の結末があるように思えるが、これ以外の結末があったとしも読者はもとよりこの(元)裁判官は納得がいかないのではないだろうか。結末の是非は難しい。 犯人の心情が今一つわからないというか、とらえどころがない。人恋しいのか、何なのか。 読み応えのある小説であることは間違いない。 火の粉 (幻冬舎文庫) [ 雫井脩介 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.09 23:06:31
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