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テーマ:最近観た映画。(40134)
カテゴリ:家で見た映画
写真:Album/アフロ(映画.comより) 45年ぶりに映画「ロッキー」を見た。 ポジフィルムからのコピー(デジタル化)なのか、画面のあちこちに飛び火が散見される。デジタルリマスターでなくてもいいけれど、せめてネガからのニュープリントにてデジタルにしてほしかった。状態のいいフィルムと良くないフィルムでとてもきれいな画面の時もあれば、粗い画面の時もあった。 フィルム全盛時代の名画座では(映写機の熱でフィルムが焼けて穴になり)雨が降る作品も多かったから、それに比べればましと考えて見ることにする。(フィルムが焼け切れて映写中断、修復して20数分後に上映再開なんてのもあった) 私の将来を決定づけた作品。(10年後に映画俳優を目指して上京、12年前に俳優業廃業) 忘れられないシーンがいくつかあり、そこかしこに思い出の画面が登場する。記憶違いもあって、寝起きで生卵3個飲むと記憶していたけれど、生卵5個だった。(ネタバレすみません) クライマックスの印象が強烈でチャンピオンのアポロとの試合までのトレーニング、またそれ以前、アポロと対戦が決まるまでの借金取りのところはトレーニングとエイドリアンとのデート以外、あまり覚えていなかった。 この作品は無名の俳優だったシルベスター・スタローンがテレビのボクシング試合を見てインスピレーションを感じ3日で脚本を書き上げた(という逸話がある)。その後、映画会社に脚本を売り込みに行ったが、買取で打診された。スタローンは自身で主演をやることを望んだため、スターをキャスティングできない映画会社は低予算映画として企画し、低予算映画監督のジョン・G・アビルドセンを監督とした。他のキャストも無名だったバージェス・メレディス、タリア・シャイヤ、バート・ヤング、カール・ウェザースらがキャスティングされた。しかし、映画の大ヒットとともに監督、出演者ともに注目され有名人となり、シルベスター・スターローンはスターとなった。 ゴロツキの集金屋として日銭を稼ぐ男ロッキー。4回戦ボクサーとして何年もボクシングをしている30歳にならんとするイタリア人だ。ボクシング・ジムのオーナーに見限られ6年使ったロッカーを無くし、ペットショップの陰気な店員にちょっかいをかけていた。このその日暮らしの男に、1月1日のチャンピオン戦の対戦相手が怪我で辞退したため話題作りで対戦相手に指名されてしまう。”イタリアの種馬”という異名が気に入られ、やむなくリングに上がることになる。 友人・知人・ジムオーナーとの軋轢と葛藤を乗り越え、苦難のトレーニングの末、むかえたチャンピオン戦。3ラウンドでケリをつけると豪語するチャンピオンに立ちはだかるロッキー。壮絶な打ち合いとなる。両者ボロボロになった決着は…!! 「エイドリアン!エイドリアン!……エイドリアン!!…」と恋人の名を呼び、叫び続けるロッキーにまたしても涙していた。45年前の号泣で前が見えなくなるほどではないにしろ滂沱の涙であった。 Amazon Prime Video にて 1976年/アメリカ/120分/G 監督:ジョン・G・アビルドセン 脚本:シルベスター・スタローン 出演:シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、バージェス・メレディス、バート・ヤング、ジョー・スピネル、カール・ウェザース、セイヤー・デビッド 原題:Rocky(「ロッキー」) お薦め度 「ロッキー」★★★★☆(90%) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.24 13:39:38
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