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テーマ:読書(8615)
カテゴリ:読書
「コンビニたそがれ堂」 「手をつないで」 「桜の声」 「あんず 「あるテレビの物語」 「エンディング ~たそがれ堂」 風早の街を描いて、作者・村山早紀の空想の物語。 ファンタジーの世界はそれを受け入れられるかどうかで感動の深さは変わる。 自身が感じた、経験したことに思いを馳せ、共感する。 村山早紀の想いが私を感動させるのはなぜだろう。 同じ時代を生きたからかも。 今の言葉でいうとセンシティブな、と言ってしまうけれど、それよりもナイーブな、と言いたい。ナイーブな感性と表現を持った作家だと思う。 ※センシティブ…感じやすいさま。鋭敏。 ※ナイーブ…「繊細な」「純粋な」「素直な」といった人の性質を意味する言葉 感性豊かに機微を感じ取るといえよう。 その文が読者である私の感性を、感覚を刺激する。 彼女の子供への思いは、子供の心持を慮る気持ちは、優しく抱擁する物語となる。 この文庫本の解説で引用されている彼女の子どもの捉え方に共感する。 いくつかの短編があるけれど「桜の声」を読んだとき、感動し、打ち震えた。 あまりの感動に続けて次の作品を読む気にならず、感傷に浸っていた。 「コンビニたそがれ堂」はシリーズ作品である。 続編を読もう、と思った。 感激であり、感謝した。
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最終更新日
2023.09.13 21:45:12
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